専業主婦の年金半額案を報道する際に某週刊誌が専業主婦のことを「無職の」専業主婦と表現し大炎上してましたね。
まぁ、どうでもいいんですけど、この炎上劇の裏には「女性が輝く社会」だの「女性が輝く時代」だのふわっとした抽象的な言葉を政策をしてかかげ、さも「社会進出=輝く」ってイメージをつけちゃった世間にも問題あるんじゃないかなぁ、と思うんですよ。
だいたい、私を含め「女性が輝く」って聞いてモヤっとした感情を持った人も少なからずいますよね。
そもそも「輝く」ってなんだよ?
輝いていなきゃいけないのかよ?
と、元無職の専業主婦・現在引きこもり主婦の私は違和感があったんですよ。
遠く離れた日本のお偉いさんが言ってることや、日本の年金制度にはまったく関係ない生活を海外でしていますが、元無職の専業主婦の視点から
- 「女性が輝く社会」
- 「無職の専業主婦」
について考えてみるという暇人ならでは記事を書いてみます。
ちなみに年金は在住国のオーストラリアで払っており、現在は個人事業主です。
もくじ
男性社会が決めた「女性が輝く社会」・・・余計なお世話じゃね?
安倍政権が「すべての女性が輝く社会づくり」という政策を発表した時に、その内容はともかく「女性が輝く」って言葉、どうなの?って思ったんです。

ってのが無職の専業主婦だった私の個人的な感想でして。
もっと詳しく言っちゃうと、以下の3つ
①だってさ、そもそも「輝く」の定義があいまい。
②んで、別にみんながみんな輝きたいとは思ってはいない。(私は誰にも会わずに自宅に引きこもっていたかったから)
③さらに、家事育児介護を放棄している依存心もりもりの男のせいで女が外に出れない現状もあるんじゃね?
イラっとするポイントは「現代の女性は輝いていない」「女性は輝きたいと思っている」っつー前提があるから「女性が輝く社会」なんて言葉がでてくるわけで、その原因を作ってるのは男なんじゃないの?ってところ。
(厳密にはいろんな要因が複雑にからみあってるんだろうけど)
「女性」ってひとくくりにされても困っちゃうわけでして。私はやむを得ない理由で無職になったわけじゃないですし、ましてや「輝きたい」とも思ってませんしね。
それに私の親世代(60代~)に多い「共依存夫婦」 これが悪の根源ですよ。旦那の世話をしながら経済活動もして「輝く女性」になれと? 何の苦行? バカじゃないの?
くわしくはこの記事↓
【関連記事】日本の夫婦の形【共依存】ダメ夫と経済力のない妻の組み合わせ多過ぎ
「無職の専業主婦」の炎上の裏にある満たされない承認欲求
でだ、「輝く女性がどーしたこーした」って政府や世間がけしかけてる背景があったからか、週刊誌の「無職の専業主婦」って言葉に「ムカー!主婦は無職じゃない!」と専業主婦が激おこぷんぷんで大炎上。
うーんとね、「経済活動」をしてないんだから「無職」でよくね?と元無職の専業主婦の私は思ったんだけど、世間の女性たちはそうじゃないみたい。
たぶん「無職」って言葉が何もしてないかのように錯覚させる作用があるからかな、と思うんですがあなたはどう思う?
家事育児介護の重労働がさも結婚すれば無料で提供されると勘違いしている男たちに腹が立っているんでしょ?
朝から晩まで365日家族のためを思って家のことをして、子どもが独立しても旦那の世話は引き続きしなきゃならないんです。旦那が死ぬまで日本の主婦って一息つけないんですよ。
(極論ですが、少なくとも私の母や祖母や親せきの女性たちはそんな生き方をしている)
「こんなに頑張ってるのに誰からも認められない・感謝されない」と満たされない承認欲求を抱えた女性ってSNSをみると一発でわかります。
- 子育ってがんばってるアピール
- 謎の自撮り
- 謎のポエム
- 体調悪いアピール
- お料理おやつ作りがんばってるアピール
- 旦那が非協力的との愚痴
こうやってウザい投稿を繰り返して、義理でもらえる「いいね」でかろうじてメンタル保ってるんですよ。
話を戻すと、
「無職の専業主婦」年金半額のニュースに批判が殺到ってのはさ、「年金が半額」になること、自分のことを「無職呼ばわれされること」の2つに腹が立つんでしょう?
でも、怒りの矛先を見つけたからって家族から感謝されないストレスを政治や週刊誌にぶつけても現状は変わらないから。
しょせん日本は男社会。世界経済フォーラム(WEF)が2018年に発表した「男女平等ランキング」では日本は110位で先進国G7ダントツ最下位。
女性は家事をやって当たり前、男性が家事をやれば褒められる。そんな国で家族のために働いたからといって認められたり、褒められたりってのは不可能なんですよ。
【関連記事】女は家事をして当たり前なのに、男が家事をすると褒められる理由は役割意識が根強いから
だからさ、家事労働に対して感謝の気持ちを表してくれる人を見つける、もしくは家事は2人でやるのが当たり前という考え方の人を見つける、現夫を教育する、そんな方法でしか専業主婦の承認欲求を満たす方法はないんじゃないでしょうか。
私は無職の専業主婦でした。別にいいじゃん、誰が何を思っても
「私はこんなに頑張ってる、無職じゃない」と声を上げても無駄なんですよ。さっきも書いたけど経済活動をしてないなら無職、と私は思ってました。
そりゃぁ、パートナーは外で働いて私は家にいるんだから家事の分担は少々多くなました。でもいくら家のことをしようとお金を稼いでないんだから無職なんですよ。
でも、無職の何が悪いの?「仕事をする・しない」は本人の自由だし、どちらかを選ばざるを得ない状況の人だっているわけで。
「人から自分がどう思われるか」が気になってしまう人はいやなんでしょうね、「無職」って思われるのが。
たしかに「無職」って世間一般ではネガティブなイメージありますが、私はぜんぜん気にならなくてこのブログにも「無職・引きこもり生活」という底辺ブロガーっぽいカテゴリーも作っちゃいましたからね。(当時は本当に無収入だったから)
別に他人がどう思おうと私には関係ないんです。ブログ開設時からの読者さんは私のことをいまだ「無職ブロガー」だと思ってるし、最近読者になってくれた方は「在宅でブログで生活費を稼いでいる人」と思ってるし。
他人から自分のことをどう認識されているか?に過敏に反応しちゃったのが「無職の専業主婦」の炎上なんですよ。
言わせておけばいいじゃないですか。
どうせその記事を書いた週刊誌のライターだってクソジジィなんだから、ギャーギャーピーピー騒いだところで時間の無駄です。
周りが私のことを無職とか中年ニートとか思っていても自分が楽しければいいのよ。
「無職」と思われることに抵抗がある方はこちらの記事からかっこいい言い方を探してみてください。
【関連記事】「無職・引きこもり」のかっこいい言い方を考えてセルフイメージを上げる
まとめ
先日、金融庁が「年金に頼らないで自分たちで何とかしろ」と発表し実質的な年金制度の破綻をほのめかしましたよね。
もはや専業主婦が年金半額ってレベルじゃなく、もう今の若い人たちは年金もらえない可能性が色濃くなってきました。
老後資金は自分たちで積み立てていくしかないんですよね。
これからは国や政治に頼らず、おもしろおかしく暮らしていく方法を模索していくことが大切ってことです。