オーストラリア永住権の更新【レジデントリターンビザ】概要と申請手順まとめ




オーストラリアの永住権はオーストラリア国内に住んでいる間に限定されて保証されている権利です。

 

国外へ出た場合、再入国ビザ(レジデントリターンビザ・Resident Return visa)がないと永住権を持っていてもオーストラリアに入国できなくなってしまいます。

 

「国外に出ない」という条件であれば再入国ビザをする必要がなく永久的にオーストラリアで暮らすことができますが、永住権を取得して死ぬまでオーストラリア国外に出ないという方はかなりの少数派ではないでしょうか。

 

レジデントリターンビザ(Resident Return Visa)は5年間有効なので、ちょいちょい一時帰国や海外旅行をしている私は5年おきに申請をしています。

 

ついさきほど、レジデントリターンビザの更新をしましたので、ビザの概要(料金や所要時間など)とオンラインでの申請手順をまとめてみました。

 

※今回申請したサブクラス155のレジデントリターンビザは5年間のうちトータルで2年以上オーストラリアに滞在している、という条件で取得できるビザです。

 

この記事の情報は2019年5月現在のものであり、私個人のビザ申請→ビザ発行までの流れをお伝えしています。

個人の状況や移民法の改正によりレジデントリターンビザがこの記事の通りに取得できる、と保障するものではありません。最新情報は必ずオーストラリア移民局の公式サイトをご確認ください。



オーストラリアの永住権更新【レジデントリターンビザ】の概要

レジデントリターンビザの(Subclass155)の概要についてまとめました。

レジデントリターンビザの申請料金

オンライン申請:A$375(クレジットカードの支払いの場合、手数料が4.95ドルかかります)

郵送申請:A$455

レジデントリターンビザの取得にかかる日数

私はオンラインで申請したら即時発行でした。ビザ申請料金を支払ったら同時にビザがおりた旨のメールが届きました。

公式サイトを確認してみたところ、一般的に書類の入力に不備がなければ5日以内にレジデントリターンビザはおりる、とのことです。

でも、移民局のウェブサイトはしょっちゅうメンテナンスをしているので、余裕を持って申請してくださいね。

レジデントリターンビザ申請に必要なもの

オンライン申請の場合は以下のものを手元にそろえて申請をスタートしましょう。

  • immi accountのユーザーネーム&パスワード(持っていない方は新規作成してください)
  • ビザ申請料支払いの為のクレジット/デビットカード、ペイパル、銀行口座詳細のどれか
  • 現在のビザのVisa Grant Number(なくても申請可能だけどあった方がいいかも)
  • 有効なパスポート

ビザ取得の証明書は?

レジデントリターンビザはパスポートにリンクされるのでビザラベルはありません。

空港のチェックインカウンターでビザの証明を求められることも時々あるので、移民局から送られてきた「ビザ取得のメール」かVEVOで表示されるビザのコンディションのページをプリントアウトしてパスポートと一緒に持っていると安心です。

オーストラリアの永住権更新【レジデントリターンビザ】の申請手順

①オーストラリア移民局のResident Return Visaの申請ページにアクセス。「Apply」をクリックし申請を開始します。

 

②ImmiAcountにログインします。

 

③「Term and Conditions」に目を通し「I have read and agree~」にチェック入れて「Next」をクリック。

 

④Current Location(現在地)と「Group processing」を入力して「Next」をクリック。

※家族のレジデントリターンビザも同時に申請する場合は「Group processing」はYesになり、私の場合は単独移住なので「No」となります。

 

⑤パスポートの詳細を入力します。

 

⑥現在保持しているビザの「visa grant number」や出生地、他の国籍を持っているか?などを入力します。

 

⑦入力した内容が正しいか確認します。間違いがなければ「Is the above information correct?」に「Yes」にチェックをいれます。

 

⑧連絡先(現住所・電話番号・E-mailアドレス)を入力します。

 

⑨自分以外の第三者(移民弁護士など)の代行申請の場合はYes、自分自身で申請をしている場合は「No」にチェックを入れ、移民局からの連絡を受けるE-mailアドレスに間違いがないか確認します。

 

⑩5年のうちトータルで2年、オーストラリアに滞在している場合は「Yes」(※2年未満の場合はオーストラリアとの結びつきを証明する必要があります)

 

⑪犯罪歴などの申告です。

(現在なんらかの罪に問われているか、有罪判決を受けたことがあるか、戦争犯罪や大量虐殺で起訴されたことがあるか、テロなどの組織暴力に従事したことがるか、、、といった質問です)

 

⑫入力した内容を確認します。間違いがあれば修正しましょう。

 

⑭「Submit Now」(提出)をクリックして申請が完了しました。次はビザ申請料金のお支払いです。

 

⑮申請が完了するとビザ申請料金のお支払い画面に移ります。デビットカード・クレジットカード・ペイパル・BPAY・UnionPayから選べます。

 

⑯私はクレジットカードを選びました。手数料$4.95かかりました、、、、。このくらいおまけしてくれればいいのに。

 

⑰次の画面にすでに「Granted」(ビザが承認されたの意)と表示されていました。え?もうビザおりたの?とびっくりしました。

レジデントリターンビザの申請直後にメールが届きました

申請料金の支払いと同時に移民局からメールが2通届きました。

1通目が「ビザ申請を受け取りましたよ」といった内容、2通目が「ビザおりましたよ」のメールです。

 

IMMI Grant NotificationのメールにビザのコンディションのPDFが添付されています。こちらがビザの証明書になりますので、国外に出るときは念のためにプリントアウトしてパスポートと一緒に持っています。

 

まとめ

オーストラリアで市民権(日本国籍を捨ててオーストラリアの国籍を取る)を取得しない限り、再入国ビザの更新は5年に一度の必要経費です。

 

5年前にレジデントリターンビザを申請した際はオンラインの申請でもビザ取得までに2,3日かかった記憶があるので、今回の「即日発行」で移民局のシステムはめっちゃパワーアップしたな、という印象を受けました。

 

私の予想ですが、

  • 5年のうち2年オーストリアに滞在しているが「Yes」
  • Character Declarationがすべて「NO」
  • 家族グループではなく単独で申請

であれば自動でビザを発行しているんじゃないか、、、?と。(同じ状況の友人も支払いと同時にビザ発行されていたので)あくまでも予想ですけどね。

 

この記事の情報は2019年5月現在のものであり、私個人のビザ申請→ビザ発行までの流れをお伝えしています。

個人の状況や移民法の改正によりレジデントリターンビザがこの記事の通りに取得できる、と保障するものではありません。最新情報は必ずオーストラリア移民局の公式サイトをご確認ください。