現在、オーストラリアの居住者は新型コロナウイルス感染拡大の影響でオーストラリアからの出国が規制されています。
オーストラリア外務貿易省は、
- オーストラリア国籍保持者
- 永住権保持者
- 二重国籍保持者
は、やむを得ない理由で出国が必要になった場合、事前に内務省のサイトで規制免除申請をする必要がある旨の発表をしました。
不測の事態が起きて急きょ一時帰国が必要になることもなきしもあらず、です。
この記事ではオーストラリアから出国するための規制免除申請の詳細や申請方法、日本到着後の対応についてまとめました。
2019年4月現在の情報です。状況は刻々と変化していますので必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
◆オーストラリア政府:Department of Home affairs>>COVID-19 and the border
もくじ
オーストラリア永住者が出国する場合は規制免除申請が必要

対象者
- オーストラリア国籍保持者
- 永住権保持者
- 日本とオーストラリアの二重国籍保持者
※観光・ワーホリ・学生等の非居住者は渡航規制免除の申請不要で出国可能です。(※オーストラリアへの再入国は現時点では不可ですのでご注意ください)
渡航規制免除が認められる条件
- COVID-19感染拡大への対応の一環として
- その渡航が重要産業もしくは重要事業(輸出入産業を含む)の遂行に不可欠
- オーストラリアでは受けられない緊急の治療のため
- 緊急かつ不可避な私用
- 人道的な理由または酌量すべき事情
- その渡航が国益に資する
いつから申請できる?
出国日の3か月以内(可能な限り早い段階で行うようにしてください)
※3か月以上先の出国日ですと審査されない可能性があります。
※遅くとも出発予定時刻の48時間前の申請が推奨されています。
渡航規制が免除されるまでの所要時間
公式サイトには所要時間の記載はありませんでした。
出国の必要があればできるだけ早く申請をした方が安心ですね。
申請に必要なもの
- パスポート
- 航空券(搭乗する便のフライトナンバーが必要です)
- 渡航規制の免除申請を補足する資料(次の章で説明します)
申請方法
オンラインのみで申請ができます。
◆海外渡航規制免除申請フォーム>>COVID-19 (Novel coronavirus) request to travel form
以下で申請フォームの詳細をお伝えします。
オーストラリアから出国する際の「渡航規制の適用除外の申請」の方法
①免除申請フォームへアクセスします。
>>COVID-19 (Novel coronavirus) request to travel form

②Privacy and Securityにチェックを入れます。

③国籍またはビザステイタスを選択します。
※永住権保持者の在住者で海外に渡航したい場合は「I am an Australian citizen or permanent resident and need to travel outside of Australia」を選択

④規制免除の理由を選択し、詳細をボックスに入力します。

日本語訳
- COVID-19感染拡大への対応の一環として
- その渡航が重要産業もしくは重要事業(輸出入産業を含む)の遂行に不可欠
- オーストラリアでは受けられない緊急の治療のため
- 緊急かつ不可避な私用
- 人道的な理由または酌量すべき事情
- その渡航が国益に資する
⑤個人情報の入力


⑥渡航規制の免除申請を補足する資料の添付

渡航規制の免除の申請理由を補足する書類(英文)を添付します。
補足資料の例
- 身分証明書
- 婚姻証明書
- 出生証明書
- 死亡証明書
- 交際関係や近親関係を証明する書類等(例:シェア/共同での賃貸契約書や共同名義の
銀行口座など)- ビザの滞在資格や状態
- 渡航が必要な理由を証明する医師もしくは病院からの書類
- 渡航が必要な理由または行われる作業・職務が重要である理由を示す雇用主からの書
簡- 関連する事業または企業からの書簡
- 自らの申請の根拠となるようなもので、申請者が用意できるその他の証明書類等
補足資料を添付したら「Submit」をクリックし申請完了です。
※渡航規制免除の許可はメールで届きます。空港スタッフに求められたら提示してください。
オーストラリアから日本へ到着した際の自主隔離の対応
4月3日よりオーストラリアを含む49ヵ国・地域からの日本へ帰国の際、入国地の空港でのPCR検査と14日間の自己隔離の実施が求められます。
海外からオーストラリアへ入国した際の自主隔離の対応
日本への一時帰国(または他国への渡航)を終え、オーストラリアに再入国した際、14日間の自主隔離が義務付けられています。
2019年4月現在の情報です。状況は刻々と変化していますので必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
◆オーストラリア政府:Department of Home affairs>>COVID-19 and the border