汚い実家の片付け・掃除を断念すべき5つの理由


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私のオーストラリア生活での一番の学びは、英語や海外就職ではなく、

人はスーツケース1つぶんの荷物で生活できる

ということです。

 

スーツケース1個で到着した当時は少ない荷物で暮らさなければなりませんが、まったく不自由はなく、それどころか、自分が管理する物が少ないことで開放感や身軽さを感じました。

 

「必要なものだけで暮らす」、これだけのことで、お金の使い方、モノへの向き合い方、無駄な人間関係の排除、時間の使い方など、多くのスキルが身に付きました。

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私にとって、物が少なくて殺風景な我が家が一番居心地が良いので、外出しても「早くうちに帰りたいな」と思います。それが高じてか、現在では無職となり、ずっと大好きな家に引きもっていられる生活をしています。

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しかし、

実 家 が 汚 い

 

10年ほど前から、一時帰国のたびに「片付けて」「捨てて」「掃除して」を何度も何度も何度も言ってきました。

 

でも、彼らは私の言葉には耳を傾けません。状況は悪くなるばかりです。

私もかなり実家の掃除や片付けはしてきたつもりでした。彼らに綺麗なスペースで生活する心地よさを知ってもらいたかったし、なにより、地震があったときの危険性だって考慮しなければ、と思っていたのです。

 

しかし、今回の帰国で、(この記事は日本で書いています)、もう一人でストレスを抱えるのはやめよう、実家が綺麗になることはこの先ないだろう、と10年かけてあきらめの境地にいたりました。

 

他人の行動や価値観を変えようなんて、初めから無理な話だったんですよね。

 

汚実家に住む両親とうまくやっていくには、なぜ掃除ができないか、なぜ片付けられないか、なぜ物が増え続けるのか、を理解する必要があります。

 

いろんな理由を考えて、私は「断念」という結論にいたりました。実家が汚くてイライラしている方、ストレスMAXな方に、実家の片付けをあきらめるべき理由をシェアしたいと思います。

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実家の現状


我が家は4人家族です。私がオーストラリアに移住、弟は隣県に在住。つまり実家には父、母の2人しか住んでいません。

4人で住んでいた家に今は2人。

家にある物は少なくなるはずが、私たちがいなくなったスペースを物で埋めています。実家というものは住んでいる人数が減ると物が増える、という謎の現象が起きる、と思いませんか?

 

狭い台所には私の身長より高い大きな棚があり、そこに不用品を詰め込んでいます。誰が見ても95%はいらないものなのに、かたくなに捨てるのを拒みます。圧迫感が尋常ではなく、息苦しさを感じます。

お皿はじゅうぶんあるのに、「パンについてるシールを集めてもらうお皿」が毎年増えていきます。

 

場所を問わず、床に物が置いてあります。両親はそれぞれ自室を持っているのにもかかわらず、リビングや台所の床には物が散乱していて、くつろげる雰囲気ではありません。

 

服は、リビング、玄関、台所、私の部屋のクローゼット、空室になって物だらけになった部屋、自室に分散されていて、なぜ一箇所に収納できないのか?不便じゃないのか?と不思議です。

 

そんな状況だから掃除も行き届くはずもなく、今回の一時帰国の最初の1週間は、ホコリでくしゃみが止まらず、ダニに刺され、水虫に感染し、夜中の台所でゴキブリと格闘、という最悪の経験をしました。

 

高い航空券を買って、日本まで帰ってきて、私はいったい何をしているのだ、、、と悲しくなり、と同時に実家を片付けるモチベーションもどんどん下がっていったのです。

①もう他人の家だから口を出す権利はないと思え

親元を離れ独立したのだから、実家は「他人の家」と捉えるのが正しいのかもしれません。

親には親の、私には私の考え方や価値観があり、それをお互い押し付けあえば、お互いストレスを感じます。

私としては、生前整理、と言うとちょっと大げさだけど、体が動くうちに管理できていない不用品は捨ててもらいたい、清潔で安全な住環境に住んでもらいたい、という希望がありました。

 

でも、彼らからしてみれば、ガラクタであふれかえった環境が「当たり前」なのです。

 

本人たちはガラクタをガラクタとして認識していないので、死ぬまでとっておくつもりでしょう。どこからどう見ても「ごみ」だけど、それを「とっておくべきもの」と考えているのであれば、その考えを尊重するのも一つの親孝行です。

 

「断捨離すれば運が良くなる」とか、「空いているスペースに運が流れてくる」とか、そんな言葉は通用しませんでした。これは私の価値観であり、彼らの価値感ではなかったのです。

 

だから、「実家は他人の家」と割り切ってしまったほうが、精神衛生上、おだやかに過ごせますよね。

②認知能力、判断能力の低下


早い人なら30代、40代で脳の機能が衰える人もいるので、親世代が物事を正しく認識できないのはごくごく当たり前の現象です。

だから、私たちが汚い、散らかっている、と感じている実家の空間も、親からしてみれば、

「どこが汚いのかわからない」

「何が散らかっているのかわらない」という可能性があります。

 

片付けや掃除が面倒くさい、とか、怠けているわけでなく、「わからない」のです。

 

久しぶりに帰省した娘や息子から「捨てろ」だの「片付けろ」だの言われても、何を捨てればいいのか、どこを掃除すればいいのか、どこが散らかっているのか、の判断ができない、ということを私たちは理解しなければなりません。

 

私たちが掃除をしても、「どこが綺麗になったのかわからない」ということもあるんで、本腰いれて実家の掃除をしても、彼らにとってはありがたくもないんですよね。

③体力気力の減少

年をとれば体力気力は衰えます。

片付けや掃除はエネルギーを消耗するものですから、老夫婦だけで住む実家が汚くなるのも仕方のないことです。

 

動きが鈍くなると、自分の手の届くところに生活必需品を置き、それが私たちから見えれば散らかっている、と感じるのかもしれません。

 

いくら私たちが頑張って実家の掃除・片付けをしても、次回訪れたときは結局元通り。綺麗な空間をキープする体力も気力もない、その必要性すら感じていないのでしょう。

④ホメオスタシスの作用か?

人間は基本的に変化を嫌う生き物で、心の底では「現状維持」を望んでいます。そのことを、「ホメオスタシス」といいます。

習慣や環境を変える、というのは本当はとても難しいこと。

詳しくはこちらの記事

意思が弱いのは人として当たり前【ホメオスタシス】の働きで変化を嫌うのです
勉強しなきゃ、と思ってもスマホゲームに手が伸びたり、早起きしなきゃ、と思っても「今日はサボろう」と楽な方へ流されたり、メール返さなきゃ、と思っても、「明日で...

 

ホメオスタシスは人間にとってなくてならない機能です。

帰省の際に、実家が汚かったから、「親のホメオスタシスはきちんと作用している」と無理やり良い方向に考えて、イライラをおさえましょう。

⑤ネグレクトを疑え

「ネグレクト」=育児放棄、介護放棄として使用される言葉です。

「セルフネグレクト」は自分の世話をしない行為を表す言葉です。高齢者のゴミ屋敷、孤独死の問題の原因とも言われています。

 

セルフネグレクトに陥ると、食事がいいかげんになる、風呂に入らない、掃除をしない、衣類・寝具の洗濯をしない、家中ゴミだらけ、必要があるのに病院に行かない、などなど、様々な症状が現れます。

 

両親は病院には行くし、お風呂も入るし、洗濯もしているのでまだ本格的な「セルフネグレクト」ではないのですが、掃除・片付けに関してはネグレクトに片足突っ込んじゃってるかな?

 

本当にセルフネグレクトに進んでしまっているかは、私たち娘、息子がガミガミと片付けろ、とは言わずに、本来の親の行動を見極める必要があると思います。

 

セルフネグレクトは精神の病気を抱えていることも多く、適切な医療行為が求められる場合もあります。

親御さんの対応でにっちもさっちもいかなくなっている方は、行政のサポートを受けたり、精神科、心療内科での相談が不可欠です。

実はメリットもある

では、逆の発想で、「汚い実家」のメリットって何だろう?

それは、おおらかで細かいことは気にしない、ことです。そうじゃない実家もあるかもしれませんが、うちはたいていのことは「ま、いいか」ですみます。

 

そして、私の同居人のマレーシア人も細かいことは気にならない人なので、2人で日本に帰ると、大きな不用品を運んだり、両親の車を洗ったり、「実家の掃除・片付け」が日本観光でのアクティビティの1つとなっています。

 

言葉は通じなくても、「片付け」という共同作業を通して親睦を深めることができているのかな、と思いました。

メリット、、、と言っていいのかわかりませんが。

まとめ

今はいざとなったら頼れるゴミ屋敷、汚実家専用の清掃業者もたくさんあるので、娘・息子の立場の私たちは、私たちの生活を優先しましょう。

 

親子であろうと、「よそはよそ、うちはうち」

 

高齢者と呼ばれる年代になってからライフスタイルを変えるのも、よくよく考えたら無理な話なんですよね。

 

汚実家問題で家族の縁を切ったり、配偶者と言い争いになり離婚に発展するケースもあります。そのようなトラブルになる前に、「なぜ片付けられないのか」「なぜ掃除ができないのか」をその理由を考え、適切に対応していくことが大切です。

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ふくちゃん

海外在住引きこもりブロガー
静岡県からオーストラリア・シドニーへ海外移住した元保育士。現地での仕事を辞めて、ゆるゆると心地良い引きこもり生活の真っ最中。事実婚パートナーの中華系マレーシア人との適度に適当な暮らしをブログで綴ります。

詳しいプロフィール



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