18世紀~20世紀までイギリスの属国・連合国だったオーストラリアは現在でもイギリスの文化が色濃く残っています。
食文化もしかり。
オーストラリア独自の料理といえば「オージービーフ、それ以外の料理はイギリス料理と思っていただいて大丈夫です。
イギリス人のジェームス・クック船長がオーストラリア大陸を発見。イギリス政府は「オーストラリアはイギリス領だ!」と主張し、オーストラリアを属国としました。20世紀に入り、オーストラリアはイギリスの連合国となり、その後1986年にイギリスとの連合国の関係は終了。
名物料理・フィッシュアンドチップスとは
で、ですね、イギリス料理、オーストラリア料理の代表格が「フィッシュアンドチップス」という魚のフライとイモのフライ。(フィッシュ→白身魚のフライ。チップス→日本のポテトチップスではなく、フライドポテトのこと)

魚もイモも油まみれですね。これをイギリス人もオーストラリア人も元気いっぱい頬張るわけです。翌朝、胃がもたれそうな料理です。
良さげなビストロのフィッシュアンドチップスはサラダ付でもう少し見た目はましだけど、ファストフード店のものはこの写真みたいな感じ。
19世紀中頃からイギリスの地方都市でフィッシュアンドチップスは販売されていたそうです。産業革命により鉄道網の整備、蒸気船の登場によりロンドンなどの大都市に食材の輸送が可能になったことで、フィッシュアンドチップスが食文化として浸透していきました。
産業革命まっただ中、安くて早い、さらに腹持ちの良いフィッシュアンドチップスは労働者のお腹を満たすファストフードとして一般的になりました。日本でいう牛丼的ポジションですね
フィッシュアンドチップスを超簡単レシピで作ってみよう
フィッシュアンドチップスの弱点は「脂っこい」、そして「野菜不足」
そんな弱点を克服しつつオーストラリア・イギリス気分を味わいたい場合は自宅で作ってしまうのが一番です。
用意するもの
①冷凍の魚フライ

②冷凍のポテト

③お好みの野菜

作り方
冷凍ポテト、魚をノンフライヤーに放り込み10~15分。その間に野菜を焼くなり煮るなりしておく。

ノンフライヤーがあれば油で揚げずに揚げ物ができるので面倒くさがりな方におすすめです。
あっという間にできあがり。(マッシュルームとソーセージもノンフライヤーで同時に調理しました)緑色の野菜を添えると「まずい」と評判のイギリス料理もおいしそうに見えますね。

フィッシュアンドチップスにかける調味料
イギリス、カナダではお酢と塩をかけ、オーストラリアではタルタルソース、レモン汁をかけるのが一般的です。

そもそもイギリス料理がまずい理由って?
以下のジョーク、世界的に有名ですよね。「日本人の嫁を娶る」のとこだけ日本人女性として「まじかよ!?」と思いますが、「日本人の女は家でおとなしく家事育児をしてくれる」というイメージがあるのでしょう。
最高の人生とは、アメリカ人の給料をもらい、イギリス人の家に住み、日本人の嫁を娶り、中国人のコックを雇うこと
最悪の人生とは、中国人の給料をもらい、日本人の家に住み、アメリカ人の嫁を娶り、イギリス人のコックを雇うこと
こんなジョークにされてしまうほどイギリスの料理はまずい、という認識は世界中に広がっています。
その大きな原因は16世紀に台頭した「ジェントルマン」と呼ばれる当時のイギリス社会の支配層、彼らの「食」に対する独自の意識だったことがあげられます。
それは、「質素倹約こそがジェントルマンのとるべき行動である」との考え方。よって「美食を追及すること」は悪とされたのです。
その影響でイギリスの料理は現代でも「質素」「工夫されていない」「手抜き」といったイメージが持たれてしまうんですね。
まとめ
自宅で作るフィッシュアンドチップスはたとえ冷凍食品だとしても好きな野菜や調味料で食べればとてもおいしいです。ちゃんと炭水化物、タンパク質、ビタミンが取れるので意外にも栄養バランスが良い一品となりました。
これが伝統的な料理か?と問われると、たしかにインパクトには欠けますし、私もオーストラリアに暮らしているからといって、そう頻繁にフィッシュアンドチップスを食べるわけじゃありません。
今回は炊事担当の同居人が「ご飯作るの面倒くさい」とのことで、ノンフライヤーをつかった時短料理にしてみました。
というか、ジェントルマンたち、もっと美食を追及してくれれば、今頃は、「イギリス料理おいし~」「オーストラリア料理のレストラン行きたーい!」と、私のシドニーでの食生活も変わっていたのかもしれません。
オーストラリア料理のレストランなんてパブのビストロくらいしか行ったことありません。外食のときはアジア料理の食堂ばかりです。
紅茶の国だからカップケーキやスコーンはおいしそう。