早期英語教育の必要性や問題点。海外在住・元保育士のぼやき

私は田舎育ちなので、近所の田んぼや川でザリガニやオタマジャクシを眺めたり、レンゲで首飾りを作って幼少期を過ごしていました。秘密基地の中のトイレをどのように作るか?それが大きな課題でもあり、その試行錯誤が楽しかったのは今でもよく覚えています。

 

幼少期、田んぼで泥まみれで遊んでいた小さな私は20年後オーストラリアに移住しました。そして、現地の専門学校で学び、現地企業に就職をして、外国人パートナーと暮らしています。

 

幼児期に英語を勉強しませんでしたし、中学高校の英語の時間はペン回しの練習をしていました。おかげで今でもくるくると上手にペンをまわすことができます。

 

大人になってから英語を勉強しましたが、なんとか海外生活しています。今の30代以上の海外移住者(海外就職や国際結婚)なんてみんなそんなもんだと思うんだけど、今の日本は「早期英語教育」の熱が凄いですよね。

 

本当に必要?本当に効果あるの?との疑問をまとめてみたいと思います。

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子どもの時間は有限です。その英語教室は必要?

子どもも大人も1日は24時間。

 

英語教室に通うことで、子どもの遊びの時間や親子の触れ合いの時間が犠牲になっていませんか?

 

大人にとっての遊びと子どもにとっての遊びってまったく意味合いが違います。子どもは遊びの中で、想像力を養うことや、友達との関係や、自主性、感性、言葉の発達、運動能力の発達など様々なことを学びます。

 

子どもがどんなことに興味を示し、どんなことが得意なのかを理解することで、子どもの能力はびっくりするくらい伸びていきます。「学びの機会」を与えるのは親の役目ですが、子どもが自主的に夢中になって遊んでいることってなんだろう?と見守る時間は大切です。

英語を使う機会がないのに、子どもがペラペラになるというのは幻想

英語ぺらぺらの我が子、バイリンガルの我が子を夢見て、親御さんたちはせっせと英語教室に子どもを通わせますが、日常的にご家庭で英語を使っていますか?

 

「私はできないけど、子どもには英語を話せるようになってもらいたい」これが現状ではないでしょうか。

 

「パパやママは日本語しか話さないのに、なぜ僕だけ英語を、、、?」との疑問がふっと浮かんだ時、子どもにも英語を学ぶ意味がわからなくなり、やる気が落ちていきます。

 

周りの人が使用する言語が日本語なのに、子どもだけ英語がペラペラになるっていうのは現実的ではありません。

 

親が自分ができなかったことを子どもにたくす行為は、子どもに行き過ぎたプレッシャーや負担になる可能性もひそんでします。

英語を学ぶ大きな動機は「必要だから」

大人も子どもも、「その必要性」がはっきりしないと、新しいことを学ぶモチベーションに繋がりません。

 

私の場合は、25歳の時にオーストラリアに来てから英語を勉強しました。「英語を話せなければ、家探しも仕事探しもできない」という切羽詰まった理由があったからです。

 

インドやマレーシア、フィリピンの国民の大多数が英語を話すのも、「英語を話せなければ生活に支障がある」「仕事に支障がある」という理由があるからです。

 

【関連記事】最強のマルチリンガル華僑系マレーシア人、その言語能力の実態に迫る!

 

子どもの場合、「楽しい」「おもしろい」「興味がある」が「学び」の動機であり、行動の理由となります。

 

安易に「みんながやっているから」「子どもには英語を話せるようになってもらいたいから」という理由では、子どもを英語教室に通わせても良い結果は期待できないでしょう。

親が子どもの語学教育のためにできること

早期英語教育の問題点は、

  • 日本にいれば英語を使う機会がないこと。

 

週1だけ英語教室に通わせたところで、英語でコミュニケーションを取る楽しさが実感できなければ、子どもはいずれ飽きてしまいます。

 

「日本語が通じない人たちが存在する」「その人たちとは英語を使えばコミュニケーションが取れる」、この2点を小さなうちから意識することが、英語学習への意欲につながっていくのではないでしょうか。

 

英語教室に通わせる親はたくさんいます。しかし、英語を使って先生以外の外国人とコミュニケーションを楽しむ機会を与えている親は希少です。子どもにもっと英語を身につけてほしいと願うのであれば、英語教室に丸投げではダメなんですよね。

 

「海外」や「英語でのコミュニケーション」を身近に感じてもらうように、海外旅行、ホームステイや親子留学ができれば理想ですが、家庭内で英語の絵本を一緒に読んだり、英語でゲームをして、一緒に楽しむ姿勢を親が見せてあげることも大切です。

英会話教室の広告文句に踊らされないで

近年、「幼児・子ども向け英語教室」「幼児向け英会話教材」「プリスクール」の市場は順調に拡大し、保護者の早期英語教育の関心の高さがうかがえます。

 

広告やCMのキャッチコピーやでは、さもこの教材を使えば、この英会話教室に通えば、「子どもが英語ぺらぺらになっちゃうよ」と、バイリンガルになった我が子を想像させ、さらに、「将来の選択肢を広げるのは親の役目」とか、「今どき英語は話せて当たり前」と軽く恐怖心を抱かせます。

 

そうやって、消費者の購買意欲をあげて必要のない物までにお金を払わせてしまうのはマスコミ、メディアの得意技。

 

教材や教室に申し込む前に、いったん冷静になって「本当に早期英語が必要か」「習ったことをアウトプットする場所を与えてあげられるか」「子どもの遊びの時間を奪うことにならないか」についてよく考えてみて決断されてくださいね。

まとめ

現在では小学校の入学を待たず、幼稚園・保育園から英語を間場させることは珍しいことではありません。

 

教材の中には0歳児を対象したものもあり、英語教育の早期化はますます加熱するばかり。

 

早期英語教育を否定しているわけではありませんが、親と子どもの間に温度差の違いがあると、子どもが窮屈になっていていくケースもあり、親からの期待に応えようと必要以上の無理をしてしまう子どももいます。

 

英語はコミュニケーションのツールであって、「英語教室に通っていること」「使える英語表現が増えたこと」「発音が上手にできること」を披露したり、自慢したりするものじゃない。ましてや、「英語を話す我が子」を夢見て、子どもに期待を押し付け、自分は何の努力もしない親はもってのほか。

 

「国際化「グローバルな世の中」」なんてざっくりした言葉で丸め込まれて、子どもに無理させていませんか?

 

まずはオンライン英会話の無料お試しレッスンでお子様の反応みてから決めてみてもいいんじゃないでしょうか。以下の記事に「大人向け」「子ども向け」の無料体験レッスンを行っているオンライン英会話をまとめましたのでご参照ください。

⇒【関連記事】コミュ障・人見知りは英会話スクールは続かないよ! まずオンライン英会話を試してみよう

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ふくちゃん

海外在住引きこもりブロガー
静岡県からオーストラリア・シドニーへ海外移住した元保育士。現地での仕事を辞めて、ゆるゆると心地良い引きこもり生活の真っ最中。事実婚パートナーの中華系マレーシア人との適度に適当な暮らしをブログで綴ります。

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