オーストラリア・出稼ぎワーホリの現状は最低賃金違反・高額斡旋料・水商売?

Twitter界隈で、「オーストラリアに出稼ぎ」という言葉をたまに見るので、今回は「オーストラリアの仕事」についてのあれこれをお話ししたいと思います。

 

「出稼ぎ」と言えるほどお金を稼げるのは、主に現地のオーストラリア人が運営するファームのお仕事で、運良く良識のあるオーナーと出会えた場合です。

 

みんながみんな、がっつり稼げるわけじゃないし、お金を払わなければいけないパターンだってあるんですよね。

 

ワーホリや留学生のバイトについて、思うところをつらつら書いていくので、これからオーストラリアいらっしゃる方にお役に立てれば幸いです。

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オーストラリアの最低賃金

オーストラリアの最低賃金は2017年7月に改訂され、現在ではA$18.29(約1590円)平均時給ではなく、最低時給です。

 

さらに、深夜早朝は割増時給が適応され、週末は基本時給の1.5倍、祝日は2.25倍、カジュアルワーカー(日雇い派遣)は25%増し、となります。日本とはだいぶ異なる賃金形態です。

 

一方、私の出身地・静岡県の最低賃金は832円(2017年11月現在)だから、時給が1000円以上だと「けっこう良い」という感覚なんですね。

 

そうなると、オーストラリアで「じゃ、時給15ドルね」って言われると納得してしまう人もいるんですよ。それだけもらえるならいいか、みたいな感覚になっちゃうのもわからないでもない。

 

でも、それって違法なんです。

最低賃金違反が蔓延?日本人は日本人を安く使う

私がワーホリでシドニーで到着した16年前から今現在に渡り、なぜか日本食レストラン(通称:ジャパレス)は時給が安い。ひどいところだと最低賃金以下。

 

もちろん違法なのですが、到着したばかりのワーホリや留学生の「まだ英語が上手に話せないし」という自信のなさの足元を見て、「あ~、大丈夫大丈夫、うちで雇ってあげるから。でも時給は●●ドルね」と、恩着せがましさを発揮します。

 

違法賃金でありながら、ワーホリさん、留学生さんは「ありがたい、これでお小遣いが稼げる」という気持ちで働いてしまい、後術のFair Workにチクることもしません。

 

また、ジャパレスだけでなく他業種でも同じ現象が起きます。

 

私は元幼稚園教諭なので、ベビーシッターを頼まれることがあるのですが、日本人家庭はびっくりするほど安い時給を提示してきます。(最低賃金以下、しかも週末なのに)

 

日本人以外の家庭はきちんとベビーシッターの相場の時給(A$25~A$30+タクシー代)で依頼されます。

 

「海外在住の日本人は同胞である日本人を安く使おうとする」

そんな風潮が蔓延しているような気がしてなりません。

ローカルで働くために高額な斡旋料を支払う「有給インターンシップ」

じゃ、日本人経営の企業や飲食店ではなく、ローカル(現地)のところで働けばいいじゃん、と思いつつ、英語力・行動力がともなわずなかなか仕事が見つからない!というワーホリさんたちを甘い言葉で誘惑する「有給インターンシップ」

 

有給インターンシップとは「(高額な斡旋料を支払うことで)ローカル企業のバイトを紹介する」という斡旋業者(エージェント)がごりごりに押しているプログラムの名称です。

 

仕事を得るためにお金を払わなければならない、、、、冷静に考えるとおかしな話です。しかし、ここ何年もその手の広告をあちこちで目にするので、「仕事探しをお金で解決」するタイプの若い人たちが一定数いるのだな、と。

 

斡旋業者は「英語環境」「外資系」「オーストラリア人と同じ待遇」だということを大々的に謳い、インターン先(たいていがホテル)でハウスキーパー、ウエイトスタッフ、キッチンハンドのお仕事を紹介してくれます。

( ゚∀゚)ノ※斡旋料払えばな!

 

※エージェントにもよりますが、「プログラム参加費用」という名目で15万円前後。でもって、「英語力が足りない!」と判断されると、語学学校を紹介されさらに授業料が上乗せされます。

 

※具体的な会社名はここでは控えさせてもらうけど、興味がある方は、「オーストラリア・有給インターンシップ」で検索すると、その手のエージェントがわんさかでてきます。

 

仕事探しは主に「ネットで探す」「友人・知人からの紹介」「履歴書持って飛び込み」「情報誌の求人欄」でめぼしいものを見つけ、面接に出向き、採用を頂く、、、、

 

この一連の流れを、お金を払うことで省略できるのであればいいじゃん、という価値観の方もいますし、否定はしません。

 

でも、自分の足で仕事を探す経験も悪いもんじゃないですよ。タダだし。

 

日本の職安や派遣会社が「仕事紹介してやるから15万円払え」って言います?「有給インターンシップ」っていうキラキラした言葉に惑わされず、「仕事探し」の方法についてもう一度考えてほしいなと思います。

日系情報ウェブサイトはキャバクラの求人だらけ

以前、一緒に住んでいたシェアメイトさんが仕事探しでオーストラリア情報のウェブサイトを見ながら、「シドニーの求人ってキャバばかりだよね」とぼやいてました。

 

そうなんです。シドニーの求人は夜のお仕事も豊富。(キャバクラから肉体を駆使した夜のお仕事まで)

(※気になる方は「シドニー・求人」で検索)

 

昼の仕事であろうと、夜の仕事であろうと、お客様に喜んでもらおうと一生懸命になるのは素晴らしいことです。女性が自分の若さや美貌を武器にお金を稼ぐのは、できる人はやればいいんじゃないかと思っています。

 

実際、日本で夜のバイトをしてワーホリ費用や留学費用をさくっと貯めてくる人もいるし、要領よくお金を稼ぐことで目標を早めに達成することもできますしね。

 

でもね、期間限定のワーホリで、水商売や風俗でお金を稼ぐってどうなんだろう?、、、、、というふと湧き上がる疑問を払拭するがごとく、

 

「キャバで働けばシドニーライフがエンジョイできる♪」と、女の子たちをかる~い気持ちで水商売に誘いこむ広告が気に食わんのですよ。

 

とにかく、細かく待遇を説明し、「昼間は語学学校、夜はキャバで生活費を稼ぐライフスタイル」がさも「理想の海外生活」だと思わせるような演出。

 

そして、「お客様は紳士ばかり」「海外でコネクションが作れる」「無料英会話レッスン」などなど、魅力的な待遇を羅列し、社会経験が少ない子だったら、

「こりゃぁ、キャバで働くしかないな」と簡単に影響されちゃいますよ。

 

まぁ、普通のバイトより時給が高額っていうのは大きな魅力だけど、「日本でもできることじゃん?」って個人的には思うのです。

 

 

本当だったら、暇を持て余している私が(現在・無職)がシドニーのキャバに潜入して、その現状を伝えられればもっと詳しい情報をお伝えできるのですが、、、、、

 

  • 40代のおばさんと一緒に酒を飲みたいと思うのか?
  • そもそも、面接には確実に不合格。(外見が微妙だし、愛想もないし)
  • てか、酒飲めない。

 

っつーわけで、却下! www

労働条件や給料がおかしい?と思ったらFair Workへ相談

Fair Workは日本でいう「労働基準局」的存在です。

 

職場のあらゆる問題に対して、母国語で対応しています。

こちらは日本人向けのページです。賃金、休暇、解雇などについての職場関係の法律についての説明があるので、仕事を探す前や、「おかしいな」と思い始めた時に、ぜひ一読してください。

 

Fair Work – Japanese (日本語)

 

賃金や労働環境について母国語で相談することができる政府機関です。

残念ながら「英語が話せないから」「ワーホリだから」という理由でワーホリや留学生を不当に雇用している会社やレストランも存在します。絶対にうやむやにせず、泣き寝入りせず、人件費をケチって私腹を肥やす雇用主はどんどん摘発しましょう。

 

「人」を大切にしないビジネスオーナーなんて人を雇う資格なんてないんですよ。「人材」は「人財」 私たちは堂々と胸を張って労働者の権利を主張すべきです。

まとめ

限られたオーストラリア滞在期間の中で、ワーホリさんや留学生さんには良い思い出を作ってもらいたいし、できれば嫌な思いをせずに、「楽しかった~」と言って帰国してもらいたい、と陰ながら16年前のワーホリがここで応援しています。

 

トラブルが起きやすいのが、「シェア」「恋愛」そして、「バイト」ってことで、今回はお仕事に関するあれこれをご紹介しました。こんなことがあるのか~、程度に頭の片隅に置いておいてほしいなと思います。

 

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