年を取るのが怖いという思いが女を痛い美魔女へと迷走させる

中高年の女性が「美魔女」を目指し、男たちが「老害」へと転落していくその心理的背景には「年を取るのが怖い」という気持ちが心を支配しているような気がしてなりません。

 

なんだかおかしなことになっている40代以降の「中高年」といわれる世代の人たちが、若い世代の人たちから痛々しく映ってしまう背景として、日本の超高齢化社会も影響していると思われます。

 

平均寿命が50歳を超えたのは戦後の1947年、現在の平均寿命は男女ともに80歳を超えています。そうなると、「40代、50代はまだ若い」という感覚になりますが、日を追うごとに襲ってくる「劣化」「老化」からも目をそらすことはできません。

 

年齢を重ねるごとに現れる「老い」に不自然に立ち向かおうとした結果、「化け物のような美魔女」にスポットを当ててみたいと思います。

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「痛い美魔女」が進む3つの迷走ステップ

美人は美人だからこそ様々な恩恵を受けてきたのだと思います。ブスには考えられないような幾多もの褒め言葉を浴びてきて、ちやほやされた過去があったのは安易に想像できます。

 

若さを失いつつある現時点と輝いていた過去との落差に耐えられず、老いていく現実を受けいれることができないのでしょう。

 

「美魔女」には段階があります。スムーズに「おばさんへの移行」ができない女性たちは、この3段階を35歳から10年ほどで駆け上がってしまいます。

 

ステップ① 現実を直視できない「本当の私はこんなに老けていない!」

→ 美容に時間とお金をつぎ込む(エステ、美容院、化粧品、洋服)

→ 時間とお金をかけたわりには周りは評価してくれない

→ さらに時間とお金をつぎ込む

→ 周りは評価してくれないので、Facebookに助けを求める

→ ②へ進む

 

ステップ②自己顕示欲が止まらない「若く見える、キレイに見える私は他の人より幸せだ」

→ 自撮写真をこれでもかとFacebookに頻繁にアップ

→ 互助会(お互いに「いいね!」をつけ合う身内グループ)からの「義理いいね」の反応にぬか喜び

→ さらに自撮写真を、、、、痛いおばさん認定され、タイムラインを非表示設定される

→ 美意識の高い人たちでなければ私の魅力を理解してもらえない! ③へ

 

ステップ③徒党を組む「私たちは同年代のおばさんたちとは違うのよっ!」

→ お茶や食事で会合を開き、社交辞令でお互い褒め合う

→ タイのニューハーフショーのような集合写真を撮り、Facebookにアップ(40過ぎのおばさんの厚化粧ってニューハーフに見えてしまいません?)

→ グループの結束が強くなり、宗教っぽくなってくる (ボス魔女の言うことは絶対!みたいな)

「美魔女」の正体は販売促進を目的にしたメディアが作った広告塔

「美魔女」というコンセプトで消費活動を促進させる企業戦略は「年を取るのが怖い」「老化を受け入れらない」という不安を持ち始める40代女性に大きく受け入れられ大きな経済効果を生み出しました。

 

もうおばさんだから、、、とあきらめかけた時、「美魔女が愛用しているサプリメント(美容器具・化粧品・エステ等)を使えば、あなたもマイナス10歳を実現できます!」なーんて広告を目にしたら、

 

「えっ?この人私と同年代なのにこんなに綺麗なの?」と、彼女らが宣伝している美容グッズなり美容サービスを思わず購入してしまうのです。画像なんていくらでも修正できるのに。

 

経済的に豊かな家庭の専業主婦や独身40代女性はけっこう自由に使えるお金があるんで、「自分へのご褒美」というわけのわからん理由をつけて湯水のように美容グッズにお金をつぎ込みます。

 

それで日本の経済が促進されるんだし、自己満足の範疇で美魔女を目指すのであればいいんですけどね、周りを巻き込むのはやめてもらいたい、って話なんですよ。

「何歳に見える?」という不毛な会話は35過ぎたらやめましょう

「35歳以上はおばさん」が自論です。

 

おばさんたちは「何歳に見える?」というくだらない質問をしてきますが、別に何歳であろうが私には関係ないし、世間はおばさんの年齢にはまったく興味ないんですよ。

 

おばさんの年齢が気になるのは自意識過剰の痛いおばさんだけです。

 

大人だったら周りに気を使わせるような質問はしてはいけません。ましてや自分より年下の子にそんな質問をぶつけてくる年長者ってもう手に負えませんよ。

「わか~い」「きれ~い」って言ってー!!!!という無言のプレッシャーをかけてくる厄介な人です。

 

若作りをしたいなら勝手にやってればいいのに、「他者からの賞賛」を欲しがるのはやめてもらいたい。

 

「いつまでもキレイでいたい」そういう気持ちは素晴らしいですし、そのために努力は私も見習わなければなりません。

 

ただね、大人だったら「自己完結」して欲しいのですよ。他人からのコメントや評価を欲しいがために、相手に気を使わせる質問をしてきたり、Facebookに自撮写真を載せるのはね、、、、どうかと思いますよ。

「老化」「劣化」と戦っているあなたへ

老化は誰でも向き合わなければならない生理現象です。受け入れなければならない現実です。

老化に戦いを挑んだあなたは若いときも現在もきっと美人なんだと思います。私のように容姿がたいしたことない女は負けるとわかっている戦いは放棄します。

 

美意識が高いことは素晴らしい。けど、それを人に自慢したり、賞賛の声を求めたりするのは、とてもみっともないことです。だから自分たちの美しさをひけらかす(ように見える)「美魔女コンテスト」が叩かれているのです。

 

周りに気を使わせたり、社交辞令を言わせたりしないことを肝に銘じ、「自己満足の範疇」で美を磨いてください。

 

美魔女のキャッチフレーズにありがちな「40代なのに20代に見える」という評価より、「若い人たちが気軽に頼れる、相談できる40代」の方が個人的には目指したいおばさんの姿です。

まとめ

自分の見た目は精神状態に深くつながっています。綺麗にしていれば気分もアガりますし、仕草もどことなく洗練されてきます。

 

そして、中高年の女性が美しさを求めることは、高齢化社会に華を添えることにも繋がっていくでしょう。綺麗なおばさん、おばあさんが増えれば、男性だって嬉しいに違いありません。

 

しかし、「ファッション」や「美容」や「アンチエイジング」は手を出してみれば、どこかで妥協しなければならない時がきます。

 

その妥協点を見つけていくのは本当に難しい。だけど、美は放棄したくない。

 

そんなジレンマが襲い掛かる40代が「日本の美魔女」という新しい文化について思ったことをお伝えさせて頂きました。

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ふくちゃん

海外在住引きこもりブロガー
静岡県からオーストラリア・シドニーへ海外移住した元保育士。現地での仕事を辞めて、ゆるゆると心地良い引きこもり生活の真っ最中。事実婚パートナーの中華系マレーシア人との適度に適当な暮らしをブログで綴ります。

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