肥満大国・オーストラリアに住んでいるので、とにかく周りの人間がでかいのですよ。
日本人が考えるデブより予想をはるかに超えた肥満体型の人々が日常の風景になじんでいる国で、「体型」について悪くいうのは「差別」との考え方もあります。
しかし。
デブからこうむる迷惑や、「デブの方が優遇されてんじゃないの?」という不公平感は常々感じています。
★デブと働いた時の体験談。海外就職の大変さはここにある。
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というわけで、今回は、デブ・肥満体型には税金を追加で課した方がいいんじゃないの?ってお話。
もくじ
デブ税・肥満税の導入を~!と切に願うシチュエーションは空港でのチェックインカウンター
デブから迷惑をこうむる場所といえば「交通機関」
体が大きな人が隣に座ると、圧迫感がすごいし、場所をとってるくせに運賃は標準体型の人と同じだと不公平だな、と思います。
特に飛行機の場合は、荷物の重量制限があるので余計に不公平きわまりない。
たとえばANAやJALは預け入れの荷物だったら1つ23キロのスーツケースを2つ、という決まりがあります。(エコノミーの場合)
基本的に23キロを超えると超過料金を払わなければなりません。
でもさ、、、、、
体重43キロの日本人の女の子と、90キロの巨漢が同じ条件っておかしくない?標準体型の乗客の荷物が規定より1キロ多いからといって、追加料金を課すのってさ、
「じゃ、あのデブの体重にも超過料金を課せよ!」
って思わない?
宅配便だって重さで料金を設定しているんだから、航空会社も「乗客の体重+荷物の重量」を基準にしてもらった方が公平です。
「重量税」を追加を追加するとかね。
身長が高い人や筋肉量が多いスポーツ選手、ビジネスデブ(渡辺直美とか)は例外ですよ。
「だらしない生活を送った結果、肥満になってしまった」って人限定で、どこかの航空会社が導入すればいいのに。
ノルウェーの経済学者の論文でも「航空会社は肥満の乗客に対して追加料金を設定すべき」と発表し波紋を呼びましたが、いたって筋が通っていて合理的な考え方だと思います。
「子ども料金」「大人料金」と年齢に応じた運賃の違いはありますが、本来であれば飛行機が「運ぶものの重さ(乗客の体重)」で運賃が決まるのが公平ですよね。
サモア航空は乗客の体重に応じた運賃設定を導入

2012年に開業した「サモア航空」は乗客の体重によって異なる運賃体系を設定しています。
この世界初の試みは、航空券の予約時に自分の体重を申告し、空港でも計測があり、体重と荷物の合計の重さで運賃が決定するそう。
国民の肥満率が80%を超える世界一のデブ大国サモアが打ち出した肥満対策の一環です。
これぞ、「平等」ですよね。
重量が重い物や人を運ぶときは、それだけ飛行機の燃料だってかかるのですから、肥満体型の人が標準体型の人と同じ運賃だということは、やっぱりおかしい。
サモア航空を使う機会は今のところないけれど、「体重に応じた運賃」を導入を決定した上層部の偉い人はあっぱれだと思う。
海外のデブ税・肥満税

では、ここで海外のデブ税についてご紹介します。
肥満税は英語でFat Tax。 Fatは肥満を表す英単語です、
交通機関の運賃が割増になる、という制度ではなく、「肥満のもととなる食べ物に課税される」のがスタンダードですね。
ルーマニア
2010年にジャンクフード税を導入。
デンマーク
飽和脂肪酸が2.3%以上含まれる食品に対し課税を導入。
(飽和脂肪酸が多く含まれる食品=バター、ピザ、肉類、牛乳)
※2012年をもって廃止。近隣国のドイツで国民が買い物をするようになってしまったため。
ハンガリー
2011年、砂糖や塩分の多い食品に課税を導入。(通称・ポテトチップス税)
フランス
2011年、砂糖が添加された炭酸飲料に課税を導入(通称・ソーダ税)
アメリカ合衆国
2015年、カリフォルニア州バークレー市にてソーダ税を導入。
2017年、ペンシルバニア州フィラデルフィア市にてソーダ税を導入。
ポルトガル
2017年、砂糖が添加された飲料に課税を導入。
イギリス
2018年4月より、子どもの肥満防止のため砂糖が添加された飲料に課税を導入予定。
インド
2016年、南部ケララ州が特定のチェーン店で提供されているファストフードに課税を導入。
(参考:Wikipedia-肥満税)
まとめ
通勤ラッシュ時や飛行機のエコノミー席では、デブは迷惑きわまりない存在です。海外のデブはまったく悪びれる様子もないので、さらにイラっときます。
「こいつと同じ運賃払ってるのか、、、」というもやもやした気持ちを解消してくれるのが「デブ税(肥満税)」なのです。
タバコはお酒には課税されているのだから、デブの素となる食品はどんどん課税してもいいし、交通機関だって追加料金とってもいいと思うんですよ。医療費をがんがん使ってるのもデブなんだし。
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