親に彼氏を紹介するときは、その相手が日本人であろうと、外国人であろうと、いろいろと不安がつきまとうイベントです。
「反対されたらどうしよう」
「彼が嫌な思いをするんじゃないか…」
「親と彼がコミュニケーションが取れない!」
考え始めたらきりがないですよね。
彼も大切、親も大切、両者がうまくやってくれないと、常に心配事を抱えながらの生活になってしまいます。
今回は、私たちの体験談と、英語が話せない親、日本語が話せない彼がどう上手く関係を作っていたのか、についてお話したいと思います。
もくじ
外国人彼氏を親に紹介した時の反応
私の実家は静岡県のとある田舎街で、学生時代の友達もびっくりするくらい保守的で、大多数の人が選らぶ道を、何の疑問も持たずに歩むような友達ばかりでした。
だから、親も海外志向のかけらもなく、ましてや英語はまったく話せず、外国人と接することもない、という環境で暮らしています。
それでも私が長いことオーストラリア在住ということもあり、突然「マレーシア人と一緒に住むよ」と伝えたときも、それほど驚きもしませんでしたし、反対もしませんでした。
彼の仕事だの、年収だの、宗教や生活習慣についても、とやかく聞かれることもなかったです。
いい年した娘が、海外で一人で暮らすより、どこの国の人でもいいから同じ屋根の下暮らす人がいた方が安心と思ったのかもれしません。
親が彼との初対面はオーストラリア
彼の提案もあり、両親をオーストラリアへ招待することにしました。
つまり、初対面はオーストラリア・シドニー空港。
普段、飛行機に乗らない親が9時間のフライトを経て、いきなり娘のパートナーとご対面。
そして、ホテルは手配せずに、我が家に滞在してもらうことにしたので、お互いを紹介後、1時間ほどで、いきなり「同居生活」がスタートしたのです。
お互いが上手くいかなかったら、気が重い1週間を過ごさなければならないなぁ、、、、と思っていたものの、これはこれでよかったです。
普段の生活を見ることや、彼の家事能力がわかることで、親も安心しますしね。
私の両親に会った彼の反応
両親がまったく英語を理解しないとわかってから、試行錯誤でおもてなし。
親のために朝ごはんを準備し、車であちこち連れてゆき、カフェやレストランでは率先して支払を済ませる、などなど、いろいろ気を利かせて動いてくれました。
マレーシアもオーストラリアも多民族国家。
外国人である私の両親ともどう接しすればいいか自然と身についていたんじゃないかと。
基本的に人が大好きな人なので、両親であろうと、友達であろうと、家に人が来ると嬉しいのです。
「彼女の両親だから」と、変に緊張することもなく、普段通りに接していました。
外国人彼氏を親に紹介する際の事前の根回し
簡単な挨拶程度は覚えてもらう
両者には簡単な挨拶は英語・日本語でできるようにと言っておきました。
「Hello」「おはよう」くらいでいいんです。
日本人の場合、知っているのに口に出すのが恥ずかしかったりします。60代以上の高齢者だと、これまで日本語で生きてきたのに、今更「ハローか…」という気持ちもあるかもしれませんね。
でも、子どものおかげで新しい世界が広がったと前向きに考えてほしいなと思います。
写真を見せておく
彼は中華系マレーシア人なので、日本人とそれほど風貌が変わりません。それもあってか、両親にとって彼が「外国人」という意識が少なかったのかもしれません。
あなたの彼が西洋人、アフリカ系、中東系の方で、日本人とまったく異なる風貌の持ち主であれば、事前に写真を見せて、「こんな感じの人だよ」と伝えておきましょう。
人は見た目じゃなくて、中身が大切です。
ですが、普段外国人に接することのない両親にとっては、心の準備なしに外国人と会わなければならないのは不安なのです。
実際に会うまでは細かい情報を与えない
これは、「余計な心配をさせない」という意味です。
彼が長男なのか、次男なのか。
実家は何をしているのか。
年収はどのくらいあるのか。
などなど、最初は細かいことはこちらから伝える理由はありません。
そのような条件でその人を判断できないし、最優先事項は会うことです。
会ってみなければ、その人の良さはわからないし、会う前にいろいろなことを伝えておかしな先入観を与えなくてもいいんです。
まとめ
私が一時帰国が決まり、両親に伝えると、第一声は、
「今回、タムタム(彼)は来るの?」
日本の老夫婦とマレーシア人パートナーはなかなかうまくやっています。
反対されることもあるかもしれません。もしかしたら、そのことで悩んでいてこの記事にたどり着いた方もいるかもしれませんね。
てしおにかけて育てた娘がある日突然、外国人を連れて来たら、そりゃぁ親御さんはびっくりしますよ。
自分たちと言葉の通じ、文化も同じ日本人と一緒になってもらいたい、と思う気持ちは自然なものでしょう。
大切なことは、
「私の相手はこの人なんですっ!」と正々堂々と自分の決めた相手に自信を持ち、彼との関係を心から楽しむことだと思います。
親御さんに理解していただければ嬉しいな、ということをこちらの記事にまとめました。