これを書いているのはクリスマス。
クリスマスだからといって、特別な予定もなく、普段の日と変わらず家に引きこもっています。
シドニーのクリスマスツリーやイルミネーションの紹介記事を書こうかな、と思ったんですけど、そーゆーのにいっさい興味がないし、そんなん世のブロガーやユーチューバーが腐るほどネット上にあげていると思うのでやめます。
ぶっちゃけ、、、、、海外のクリスマスの様子って見てもたいしておもしろくないですもん。
「コペンハーゲン クリスマス」と私が検索したことがないように、あなたも「シドニー クリスマス」なんて検索ワードで情報探したことないでしょ?
というわけで、今回、見てもらいたいなーと思ったのが私の地元のクリスマスイルミネーション。そして、聞いてほしいなーと思ったのが、中途半端なイルミネーションからかきたてられた妄想。
ちょっとだけ付き合ってくれるとうれしいです。
地元の田舎町のイルミネーションでかきたてられる妄想劇場
(引用:Facebook-焼津散策)
(・Д・`) って表情になっちゃったんですけど、、、、、。
受け取りは方は人それぞれ。
「うわ~、キレイ」と思った方もいるかもです。
でもね、私はクリスマスのイルミネーションでこんな切ない気持ちにさせられたのは初めてです。
なんていうか、ストーリーが見えてくるんですよ。
「田舎に嫁いで12年、私の人生これでよかったのかな」と後悔に似た感情が湧き上がってきてしまった女性のお話。
↓こっから妄想劇場
旦那(年収500万)、嫁、子ども2人の4人家族。旦那は高校を卒業後、地元で働きだし、奥さんは結婚を機に東京のOL生活をやめて、旦那の住む町へ嫁いできた。(細かい設定は各自考えて)
クリスマスの日。
子ども:「パパー、クリスマスだからイルミネーション見に行こー」
奥さんは本当は恵比寿ガーデンプレイスや六本木の本格的なイルミネーションをみんなで見に行きたい。子どもだってもう小学生、そろそろ海外にも連れてってあげたい。
しかし現実は夫の給料はさっぱり上がらないのにもかかわらず、住宅ローン、学資ローン、車のローンが家計を圧迫する。仕事を探したくても、今までのキャリアを活かせるような企業はこの町にはない。
ママ:はぁ~、、、私、なんでこんなしけた町に嫁いできてしまったんだ。独身の頃のクリスマスは楽しかったなぁ。
子ども:ねー、ケンタッキー買って帰ろう~
パパ:そうだな、クリスマスだからチキン食うか
ママ:(はぁ~、、、、CMに踊らされて余計な出費か、、、私、別の道を生きる選択肢だってあったのに、今さら遅いか、、、、)
↑妄想劇場ここまで
で、地元には高草山っていう山があるのですが、そこにもクリスマス時期はイルミネーションがあるんですよ。
ちょっと見てみます?
(引用:Facebook-焼津散策)
コメントにつまりますよね。
てか、誰だよ?直孝って。
どう文章を書き続ければよいのか30秒くらい戸惑いました。
ほら、もう何を書きたいのかわからなくなってきた。
田舎は同調圧力が異常「みんな同じ道」=「正しい」
先ほどの妄想劇場に話を戻します。
田舎の中途半端なイルミネーションが悪いのではなく、年収500万の旦那が悪いのではなく、クリスマスにケンタッキーを欲しがる子どもが悪いのはないんですよ。ごく当たり前の田舎町の家庭です。
私も似たような家庭で育ってるし、近所の家庭も似たり寄ったり。
「高校卒業して、結婚して、子どもをもうけ、家を買い、車を買う」これが地方の田舎町の生き方のお手本。
そんな生き方に違和感を覚えたのが、劇中にでてきた「ママ」
彼女が気持ちを代弁すると、きっとこんな感じ。
- 東京や海外のイルミネーションを子どもたちに見せてあげたいのに、経済的に難しい、、、、
- クリスマスにケンタッキーを食べるのは日本だけの習慣なのに、、、
- こんな真新しい車は必要ないのに、なんでローンまで組んで買いたがるんだ?
- 家も無理して買うことなかったのに。
一方、旦那は「自分はみんなと同じように正しい人生を歩んでいる」との自信が揺らぐことはないでしょう。
田舎は同調圧力がハンパないので、「みんなと同じ」=正しい、と洗脳されてしまっているからです。
田舎の人が車にお金をかけたり、似合わない金髪にしたり、(いまだにドンキホーテに行くとヤンキーみたいな人がいる)、ド派手な結婚式を挙げたり、と「私は他の人と違うんだよ!」と必死になってしまうのは、自分自身の生き方に個性を出すのが難しいからなんだろうな、と思います。
都会暮らし・海外暮らしが長い女性は田舎に嫁ぐには覚悟が必要
もうね、びっくりするくらい不便ですから、田舎って。
私は25歳まで地元に住んでて、それからはずーっとオーストラリアに住んでいるのですが、離れてみたら今までどんなに不便な生活をしていたか身に染みて理解できました。
ぱっと思いつくものをあげてみると、、、、
- 虫が多い(セミやカエルの鳴き声がうるさい)
- すぐに蚊にさされる
- 町内会のイベントが多い(祭り、運動会、お寺の掃除、声掛け運動、ゴミ置き場の見張り番など)
- 川掃除は出席しないと「出不足料」という罰金を払わなければいけない
- 車は一人1台ないと生活できない
- 最寄のスーパーマーケットすら車が必要
- 最寄の駅までも車が必要
- バスは1時間に1本、もしくはそれ以下
- よって高齢者のドライバーが多く、交通事故多発
- お寺のイベントが多い
- 正月やお盆時期は無報酬でこき使われる
- わけのわからん老害が多い(←地元を出たことがない視野が狭い人たち)
- いきなりの来客
まだまだ続けられますが、このへんでいったんやめときますね。
不便な思いも確実にするでしょう。田舎の人のデリカシーのなさにストレスを感じることもあるでしょう。(田舎の人は老若男女、人との距離感がおかしい)
「田舎に嫁ぐ」って、不便極まりない生活の中、彼の親だけでなく、やたら大人数の親戚一同、町内会とも上手くやっていかなければならないんで、相当の覚悟が必要だと思うんですよね。
まとめ
地元のしょぼいクリスマスイルミネーションの写真にインスパイアされて、クリスマスの夜に「外から嫁いできた女性の気持ち」を妄想してしまいました。
田舎に嫁いだ経験はありませんが、25年間クソ田舎で育ってきたので、生活の不便さやそこに住んでいる人たちの「井の中の蛙」感、今どきありえない風習(長男が一番、みたいな)、閉鎖的な雰囲気に、ほとほと嫌気がさして逃げ出した側の人間です。
今、田舎に嫁いで嫌な思いをしている方、ストレスまみれでおかしくなりそうな精神状態の方、ここから脱出したいと考えている方、、、、、私は何も助けることはできませんが、少しだけあなたの気持ちがわかります。