海外留学やワーキングホリデーで海外に行かれる方はシェアハウスを住居として選ぶ方がほとんどです。私もワーホリ・学生時代はずっとシェアをしていました。
現在は自分のフラット(アパート)でシェアメイトを受け入れるシェアハウスのオーナーとなりました。(といっても、募集はしたことはなく、いつも友達の紹介や、知り合いがシェアメイトとして入ってくる)
シェア生活の注意点などは「シェアメイト視点」で書かれた記事はネット上にたくさんあり、私も以前「シェアハウスの見極め方」という記事をアップしたことがあります。
【関連記事】海外生活初心者さんへ告ぐ! 住み心地の良いシェアハウスの見極め方10のポイント
しかし、オーナー視点で書かれている記事ってあまり見ないよな、、、と思い、今回はオーナー視点で「シェアハウス運営」についてのメリットや注意点・心がけていることなどを紹介します。
もくじ
オーストラリアのシェアハウス事情
日本のシェアハウスはきちんとした運営会社が運営していますが、オーストラリアのシェアハウスは「お部屋が空いてるからシェアメイトを入れよう」というまったくの個人運営です。きっと他の国々も似たような事情だと思います。
そのため、海外のシェアはオーナーの独断によってルールが決められるので、入居後「こんなはずではなかった」という状況や、トラブルに見舞われることもあります。
シェアオーナー、シェアメイトがお互い気持ちよく暮らすためには、双方の気づかいが不可欠です。
我が家のシェアハウスの始まり
現在住んでいるフラットに引っ越した時は、シェアメイトを入れることはまったく考えておらず、パートナーと2人で住むことを前提としていました。
空き部屋は、荷物置き場にしたり、うちで酔いつぶれた友達に泊まってもらったりしていました。
シェアハウスを始めたのは知り合いが「家なき子」になってしまった時に、「よかったらしばらくうちに住めば」とこちらから招いたのがきっかけでした。(海外生活ではシェア先とうまくいかなかった、旅先から帰ってきた、帰国予定でアパートを引き払った、などの理由で家なき子になることがある)
それから、シェアメイトがいる生活っていいよな~、と思うようになったものの、私も私のパートナーも仕事や旅行、一時帰国で月単位で海外に行ってしまうことが多いので、信頼できる「知っている人」「知り合いの知り合い」に限り、一緒に住んでもらうようにしています。
だから、ネットやフリーペーパーでシェアメイトを募集したことはないのですが、ありがたいことにシェアメイトが途切れることなく、誰かしら我が家の空き部屋にシェアメイトとして住んでくれています。
現シェアメイトも元シェアメイトが日本へ帰国後すぐに、「じゃ、ふくちゃんに住もうかな」と引っ越してきくれました。
シェアメイトを入れることのメリット
シェアハウスの1番のメリットは家賃収入、と考えられますが、お金以外のメリットもかなり大きいです。うちのシェアは家賃設定は低い方なので、シェアメイトさんから頂く家賃で生活が劇的に潤うわけではないのです。
長期で国外に出るときに誰かが家にいる安心感
私が一時帰国や海外旅行の時にパートナーの海外出張が重なると、家に誰もいなくなってしまいます。そんな時、シェアメイトがいれば、お部屋の空気の入れ替えや郵便物のチェックを頼むことができます。
リビングに掃除機をかけてくれたり、バスマットを洗濯しておいてくれるシェアメイトさんなので、帰宅後も埃っぽくありません。
自分たちがオーストラリア国外に出ている間、信頼できる人が住んでいる、というのはとても安心できます。
日本語でおしゃべりできる。
歴代のシェアメイトは1人だけフランス人の男の子がいましたが、彼以外は全員日本人女性です。
パートナーは外国人で、前職はローカル企業だったので、シェアメイトがいなかった頃は日本語を発することなく1日が終わる日もありました。
シェアメイトがいると日本語でおしゃべりできたり、一緒に日本のバラエティ番組の動画を見たりできるのは嬉しい。日本人じゃなきゃわからない感覚を共有できる時間があると海外生活ならではのストレスも軽減します。
食材をシェアできる・食べてもらえる
キャベツ半玉や袋入りの1キロのニンジンなど、「これ、食べきれるかな?」という量でもシェアメイトに食べてもらえば、食材を捨てることなく使い切ることができます。
私もシェアメイトが食べきれない野菜をよくもらいます。
マーケットで働く知り合いから、時々「玉ねぎ5キロ分」とか「オレンジ3キロ分」「大量のバナナ」など、どう考えても食べきれない量を頂くことがあるのですが、そんな時はシェアメイトに食べるのを手伝ってもらうことも。
一時帰国や旅行にもうすぐ出るのに、冷蔵庫には食材がたくさん余っている、、、という時もシェアメイトに使ってもらえば無駄になりませんしね。
体調を崩した時や緊急時に助け合える
シェアメイトが風邪をひいたら、うどんやお粥を作ります。いくら海外生活が長くても体調が悪いときは日本のものが食べたいと思うんですよ。
私はここ20年くらい風邪をひいたことがないので、まだシェアメイトのお世話になったことはありませんが、緊急事態の時に実家に連絡することができるように、お互いに日本の実家の連絡先を交換しています。
パートナーは日本語が話せないので、何かあっても私の親に説明することができません。万が一の時、(事故にあったとか、緊急入院になったとか)は日本語を話すシェアメイトに頼んで親に連絡してもらうようにしています。
シェアメイトとの共同生活においてトラブル回避のための注意点・心がけ
ハウスルールは最初に伝え、そのルールの理由もきっちり説明する
シェア生活は他人との共同生活になるのでルールが必要です。入居前にきちんと説明しておくことでその後のトラブルを避けることができます。
我が家の場合はそこまで窮屈なルールはありませんが、たとえば、「夜22時以降は洗濯機の使用を遠慮してください」ってのがあります。それは脱水時の振動や音が階下に伝わってしまうかもしれない、という理由からです。
あとは、「変な草を吸わない」海外ならではのルールです。シドニーでは日本より簡単に手に入るそうです。詳しくは知りませんが。
これは匂いが独特のためご近所から苦情がくる可能性があるから禁止。(タバコはバルコニーで吸えますが、怪しげな人から買った草はダメ)
という感じで、ルール&理由を1セットでお伝えするようにしています。
お金のやりとりは信用に関わるのでお互いしっかりと
家賃の支払いは2週間ごとがオーストラリアでは一般的です。
しかし、人それぞれ、1週間おきがいい、とか1か月分まとめて払いたい、現金で払いたい、ネットバンキングの方が楽、などライフタイルによって便利な支払方法は異なるので、できる限り希望に沿うようにしています。
家賃を現金で頂いたらレシートを、ネットバンキングで振り込んでもらったら、振り込こみが確認できるネットの画面をスクショしたものをLINEで送る、というように、「受け取りました」の証明は必ずお渡しします。
家賃の支払いが遅れる人もいるけど、純粋に「忘れてた」というだけなので、今のところ大きなトラブルにはなっていません。忘れることは誰でもあるので、数日の支払いの遅れは問題にはしてないです。
居心地の良い空間を提供するために掃除・片付けは念入りに
シェアハウスはリビングやバスルーム、キッチンなどの共同スペースの「掃除当番」があるところもありますが、我が家では、基本的に自分のお部屋だけキレイにしてもらえばオッケー。
私もパートナーも掃除が特に苦にならないので、週末の午前中にまとめて掃除機をかけたり、バスルームを磨いたりしています。
また共同スペースには私物はできるだけ置かずに、「みんなの場所」だという雰囲気を出すようにして、シェアメイトには居心地の良いスペースを提供したいですね。
オーナーの私物だらけのリビングはシェアメイトがお客さんみたいな気分になってしまうじゃないですか。
シェアメイトの私生活には干渉しない
お互い、気使いや思いやりは必要ですが、シェアメイトの私生活には干渉してはいけません。いちいち、「ねぇ、なんで最近、帰ってくるのが遅いの?」とか、「最近、外食ばかりじゃない?」とか、そんな余計な詮索はNGです。
一緒に住んでいてもそこは他人。なんでもかんでもお互い報告し合う義務はないし、知る必要はありません。
私もツッコミどころ満載の生活(参考:【随時更新】40代無職・引きこもり生活をのぞいてみる?【総集編】をしているので、ほっといてもらった方がありがたい、ってこともあるんです。
相手から話をしてきた時にちゃんと聞く、くらいの姿勢がちょうどいいと思います。
まとめ
シェアメイトって友達と家族のあいだ的な存在で、なんだかんだで長い付き合いになるんですよね。帰国した元シェアメイトとも連絡を取ってるし、私が10年前に一緒に住んでたオーナーさんともまだ付き合いがあります。
シェア生活の醍醐味は家族じゃないけど家族みたいな存在が増えること。そんなふうに私が思っているように、シェアメイトにもそう思ってもらえばいいなと思っています。
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