2018年1月にアメリカの世界最大のプロレス団体「WWE」の史上初の女子ロイヤルランブル戦で優勝した「ASUKA」(アスカ)という日本人女性をご存知でしょうか。
参照:【WWE】WMでベルト獲り宣言!アスカが女子版ロイヤルランブル優勝インタビュー
私はまったくプロレスには興味がなかったのですが、同居人のマレーシア人パートナー・タムタムが彼女の大ファンなのです。



と、アメリカから遠く離れたオーストラリアからアスカを応援していました。
そして、アスカは世界に名を残す日本人女性となったのです。
アスカも私も海外就職組。(←一緒にしちゃダメか?)
ただ、私はアスカのように強い意志があったわけではありません。ワーホリでシドニーで過ごしていたら、いつの間にか現地就職してた、というパターンです。(そして、いつの間にか無職)
なので、今回はアメリカでプロレスラーとして大活躍するアスカに海外で働くための基本スキルを学ばせていただきましょう。
もくじ
アメリカWWEで活躍する日本人女性・ASUKA(アスカ)とは何者!?
1981年生まれ。日本の女子プロレスラー、イラストレーター、ウェブデザイナー、ゲームライター、実業家、落語家前座。本名:浦井 佳奈子(うらい かなこ)。大阪国際滝井高等学校、大阪芸術大学短期大学部卒業。株式会社オフィス華名代表取締役社長。現在はWWEにアスカ(明日華、ASUKA)のリングネームで所属している。
(引用:華名ーWikipedia)
略歴
2004年:メジャー女子プロレス・A to Zよりデビュー
2006年:体調不良を理由に引退。前職のデザインの仕事を再開し、デザインオフィス華名を立ち上げ。以降、エンターブレインの発刊誌ファミ通Xbox360でゲーム記事を担当するライター業を開始。
2007年:プロレスラーとして復帰
2015年:アメリカの世界最大のプロレス団体・WWEと契約
2016年:最短記録で日本人初のNXT女子王座を獲得
2018年:女子ロイヤルランブルマッチに出場、優勝を飾る
アスカの詳しい経歴についてはこちら→華名ーWikipedia
(※日本では「華名」という名前で活躍されていましたが、、アメリカWWEでは「ASUKA」のリングネームに改名)
殴ったり蹴ったりするシーンが苦手な方もいらっしゃるかと思うので、ASUKAの入場シーンの動画を紹介します。現地の人々の熱狂ぶりがわかると思います。
海外で働くための基本スキル
最低限の英会話能力とコミュニケーションに自信を持つこと
ネイティブのように流暢な英会話は必要ありません。海外で働くために高度な英語力が重要視されていますが、実は二の次。
正しい発音や文法を気にして話せなくなってしまうよりか、「伝えよう」という気持ちが大切。大学留学や研究職で論文を書かなければならない、というわけではないので、まずは最低限のコミュニケーションがとれればOKです。
ASUKAは2015年からアメリカに渡りWWEに所属しました。リング上、試合前後のインタビュー時の彼女の英語はめちゃくちゃ上手い!というわけではありません。
でも、観客は彼女の発する言葉に耳を傾け、声援を送り、大興奮します。それは彼女の「伝えたい」という気持ちが言葉の壁を軽々と超えているからなのでは?と思います。
誰かに何かを伝える手段は「言葉」だけではない。表情やジェスチャー、声、気持ち、すべてを含めてコミュニケーションです。
また、インド人はインド訛りの英語を話し、タイ人はタイ訛りの英語を話し、ヨーロピアンもヨーロッパ訛りの英語を話ます。しかも、自信満々に。
私たちはアメリカ人やイギリス人が話す英語がスタンダードと思いがちですが、海外で暮らしてみると、様々な種類の英語が飛び交います。
【関連記事】マレーシア人の話す英語の発音・文法・訛りの特徴・高い英語力を持つ理由は?
私たちもASUKAのように「日本人が話す日本語訛りの英語」を個性としてとらえ、自分が発する英語に自信を持つことが必要なのではないでしょうか。
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体調管理能力
ASUKAはプロレスラーという肉体労働。しかも人に見られるお仕事なので、健康だけでなく見た目にも気を使わなければなりません。彼女、見た目もかわいいですし、自分の見せ方も上手。
ASUKAはぱっと見ぽっちゃりしてるかな、という印象を受けますが、厳しいトレーニングで身についた筋肉なんですね。ASUKAの身長は160センチ、アメリカの大柄なプロレスラーに立ち向かうには相当の訓練と綿密な体調管理をしているはず。
慣れない外国での生活は日本にいるとき以上に体調管理、健康管理が必要です。海外では水、食べ物、住環境、人間関係、すべてががらっと変化するなかで体にも心にもストレスがかかります。そのストレスで体調を崩すことは珍しいことではありません。
しょっちゅう風邪を引いている、という方は体質改善に心がけ、ちっとやそっとじゃ体調は崩さない頑丈な体作りを心がけてください。
目標を明確にし、それに向かって努力できる姿勢
「なぜ海外で働きたいのか」が明確になっていないと、努力の方向が定まりません。
「この国でこうなりたい」「この国でこれをやりたい」と目標を決め、そのためにはどうすればよいか?と逆算して「今何を努力すべきか」をクリアにし、その目標に向かって突っ走れる姿勢とモチベーション、これを日本出発前に準備しておいてください。
ASUKAはアメリカでデビューし1年後に、無敗のまま、連勝記録、最短記録で日本人初のNXT女子王座を獲得しています。
明確な目標は時に自分を突き動かす衝動となり、とんでもない結果を残すことになります。
プロレスで世界一になることと、海外で働くことでは、だいぶテンションが違いますが、「モチベーションを保つ」という点では、何か一つゆずれない目標を自分の中で設定しておくことが大切です。
専門性、ユニーク性
日本の企業は新人研修や試用期間で仕事を教えてもらえる環境がありますが、海外の企業は入社後すぐに会社の戦力として勤務することが求められます。海外の専門学校や大学在学中にインターンの制度があるのはそのためです。
専門的な知識・経験があることで海外就職は優位に進めることができます。というのも、どの国も自国の人材を雇う方が手続きが簡単だし、外国人雇用のせいで失業率が上がるのを避けたい、という理由があるからです。
私たち外国人を雇用するためには「なぜこの人材、なぜ日本人でなければだめなのか」という問題をクリアする必要がありますね。
私の周りの日本人は美容師、日本食レストランのシェフ、日本語教師、日本の旅行会社・留学エージェント、日系の金融機関、貿易会社、日系保育園の保育士など、「日本人であることが有利になる」職種で働いている人たちが多いです。
ASUKAも自身が持つ「プロレス」という特殊技術でアメリカに渡り大成功をおさめています。
さすがにASUKAのようにプロレスラーで海外就職をはたした、という知り合いはいませんが、自分の持つ専門性、ユニーク性という武器があれば海外での就職はより現実的なものになるでしょう。
環境への適応能力
海外で暮らす、海外で働くことを目的に日本を飛び出しても、現地の生活になじめない方もいます。留学中に精神を病んで志半ばで帰国する日本人留学生も少なくありません。
【関連記事】留学先で「うつ病らしき症状」に陥る理由と現地でできる7つの対処法
言葉の違い、文化の違いを受け入れて、考え方や行動を上手く切り替えることができないと、どうしても心身に悪い影響がでてきてしまいます。
言語能力と適応能力は比例しません、どんなに英語がペラペラでも現地になじめない人はなじめない。
現地通貨に慣れる、現地の生活・治安などを受け入れるには「郷に入れば郷に従う」を心がけ、ここが第2の故郷になるんだ、くらいの気持ちでふんばりましょう。
年齢は関係ないですよ。ASUKAもアメリカに渡ったのは30過ぎてからですから。
交渉能力・営業能力
海外で仕事を得るには自分をがんがん売り込む営業能力が不可欠です。
いったん日本人の美徳である「謙虚さ」は捨てて、自分がどんなに素晴らしい人間で自分を雇わないとあなたの会社は損をします、くらいの気持ちで面接にのぞんでください。
また、お給料や待遇も交渉次第で変わることが多いのも海外の企業の特徴でもあります。雇用する側の条件を無条件で受け入れるのはなく、自分で交渉していくことも大切です。
自分自身の人生を会社に決めてもらうのではなく、自分で切り開くために「自分が自分の人生の経営者」となるべく、営業・交渉能力が必要です。
ASUKAはプロレスラーでありながら実業家の顔も持っています、(2009年にオフィス華名を設立、代表取締役社長に就任。オーナーとしてヘアサロンも経営)
さらに彼女はイラストレーター、ウェブデザイナー、ゲームライターとしての肩書を持っています。自分の「おすすめポイント」「強み」を増やすことで、相手に対して強気で営業・交渉ができますね。
運と縁とタイミングを引き寄せる「引き」の強さ
なんだかんだいって、何事も最終的には運と縁がものをいいます。
努力が100%むくわれることはないと思っています。あなたが海外で役に立つ資格を持っていようと、異文化への適応能力があろうと、語学力をブラッシュアップさせようと、ダメなときはダメなんですよ。
世の中には自分の意思ではどうしようもないことってあるんです。
縁・運・タイミングを引き寄せる方法は、口角をぎゅっと上げて幸せそうに感謝を忘れず生きることだと思います。幸せそうな人は幸せな出来事を、不幸せそうな人には不幸せな出来事を神様は与えるんです。
ASUKAもリングの上では「戦う女」の顔になっていますが、試合前後の彼女の笑顔はドキッとするほとかわいいですよ。
ニコニコと楽しそうに過ごしている人間を神様は見捨てません。
まとめ
ASUKAはきっとこんなことを頑張ってきたんだろうな、という想像だけで以下の7項目を基本スキルとして紹介させていただきました。
- 最低限の英会話能力とコミュニケーションに自信を持つこと
- 体調管理能力
- 目標を明確にし、それに向かって努力できる姿勢
- 専門性、ユニーク性
- 環境への適応能力
- 交渉能力・営業能力
- 運と縁とタイミングを引き寄せる「引き」の強さ
「海外で働く日本人女性に必要な7つの基本スキル」との記事タイトルでしたが、男も女も関係ないですね。
日本人女性の「おとなしい」「静か」「従順」といったステレオタイプのイメージをぶち壊し、「日本人女性=強い」というイメージを確立したASUKA。
プロレス界だけでなく、これから海外で働きたい、現在海外で働いている女性に多大な勇気を与えてくれた彼女の今後の活躍から目が離せません。
★フィクションですが、映画「かもめ食堂」の主人公の海外で働く女性のお手本のような芯の強さに憧れます。
【関連記事】映画 かもめ食堂のあらすじと感想・胸に刺さる名言まとめ(おまけ:動画で見る方法)
★私は玉の輿を目指す!という方は石油王と出会っちゃいましょう。
【関連記事】目指せセレブ妻! 日本人女性がアラブの石油王と出会う10の方法2
★いやいや、海外で資格とキャリアを手に入れたい!というあなたには専門学校留学がおすすめ!
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