小説「嘘を愛する女」感想と事実婚について思うこと。軽いネタバレと結末

今年初めに映画が上映された「嘘を愛する女」の小説を友達から貸してもらいました。(海外在住だと日本で流行ったものは数か月遅れで知ります)

 

小説の表紙は長澤まさみちゃん。

 

さっそく余談ですが、静岡県民は彼女が「炭焼きハンバーグさわやか」を全国区に広めてくれた功労者だと思っているんで、特別な思いがある女優さんです。

 

「さわやか」を知らない方はこちら ⇒静岡に生まれてよかった【さわやか・げんこつハンバーグ】の人気の秘密

 

長澤まさみちゃんの相手役の俳優さんは、、、、、高橋一生さん? ごめん、知らない。ネットで調べたらすごい人気のある俳優らしいですね。

 

で、小説「嘘を愛する女」に話を戻すとして、なんかね、久しぶりに感情移入して超特急で読んでしまったお話でした。

 

「こういうこと、私の身におきる可能性もなきしもあらずだな」と主人公の女性に自分を重ねてしまうんですよ。(妄想の中では私は長澤まさみちゃん。似ても似つかないけど)

 

これから読む方もいらっしゃるかもしれないので、できるだけネタバレを避けて小説版「嘘を愛する女」の感想をシェアしたいと思います。

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小説「嘘を愛する女」のストーリー【愛する人のすべてが嘘だったら】

【文庫本の裏表紙からの引用】

大手食品メーカーに勤める由加利は、研究医で優しい恋人・桔平と同棲5年目を迎えていた。ある日、桔平が倒れて意識不明になると、彼の職業はおろか名前すら、すべてが偽りのものだったことが判明する。

 

「あなたはいったい誰?」

 

由加利は唯一の手がかりとなる桔平の書きかけの小説を携え、彼の正体を探る旅に出る。

 

彼はなぜ素性を隠し、彼女を騙していたのか?

 

すべてを失った果てに知る真実の愛とは。

 

もうひとつのラストに涙する、小説版「嘘愛」

愛する人のすべてが嘘だったら、、、おーこわいこわい、と思いながら読み始めました。

 

冒頭は娘(主人公)と母親の会話のシーンから始まり、まぁよくある光景が繰り広げられるわけですが、23ページ目からストーリーは急展開。

 

ここから、ページをめくる手が止まらなくなりました。

 

普段、本を読まない方や、読書をしていても集中力が途切れてしまう方も、物語が急展開を迎えるところまで読んでしまえば、あとはいっきに読み進めてしまうと思います。私は一晩で読み終わってしまいました。

 

そのくらい、「結末はどうなるんだろう」「なぜ恋人に嘘をついていたのだろう」と読者を引きつけるお話です。

「嘘を愛する女」感想① 日本も事実婚がもっと広がればいいのに

主人公とその恋人は5年間一緒に住んでいた事実婚の関係。

 

私たちも5年間事実婚の状態です。法律婚をする必要性を感じないし、海外では事実婚でも法律婚でもほぼ同じ権利があるんです。

 

「嘘を愛する女」には主人公の恋人が入院したときに「内縁関係」だという理由で、「家族ではない」と病院側に言われ、手術の同意書の署名、治療の説明を拒否される場面があります。

 

それほど「入籍」という作業が日本では重要だということなのでしょう。

 

でも、世界的には「戸籍制度」は日本と台湾くらいしか採用していない珍しいシステムです。

 

「好きな人同士が生活をともにする」という基本的な家族のかたちを保っているのであれば、婚姻届の提出の有無関係なく「家族」でいいんじゃない?と思うのですが、日本ではそうもいかないんだなぁ、、、。

 

結婚をしない若者の増加も「法律婚」の面倒くささが影響していると思うんですよね。事実婚みたいに、一緒に暮らして、時間をかけて少しずつ家族になっていく、ってスタイルもアリでしょう?

 

書類一枚が「家族」という関係性を証明するってのもね、それって「家族の本質」じゃないんじゃないの?とも思うんですよ。

 

⇒【関連記事】結婚制度に疑問を感じる?メリットだらけの事実婚を選らんだ5つの理由

 

あー、事実婚について書き始めると長くなるんでこのへんで話を「嘘を愛する女」に戻しましょうか。

「嘘を愛する女」感想②彼のすべてが嘘だったらどうしよう?と考えされらた

「嘘を愛する女」は一緒に暮らしていたパートナーのすべてが嘘だったわけです。名前も勤務先も。身分証明書も偽装だったので真実を知りたい主人公は探偵に依頼します。

 

「パートナーの正体」がまったくの不明、さらに「一緒に過ごした5年間」も嘘だったのか?という疑惑が主人公の由香利を苦しめます。

 

何とかして真実を知りたい、という情熱に突き動かされた彼女が見つけた小さな点が線になり、彼の本当の姿を知る、というミステリー仕立てのストーリー。

 

私が5年間一緒に暮らすパートナーの素性。もしかしたら全部ウソかもなー、パスポートも戸籍抄本も偽装かもなー、、、、と読書中にかなり真剣に疑ってしまいました。たぶん、彼氏や夫がいる女性は同じ気持ちになると思います。

 

そんな非日常的な情景をつい思い浮かべてしまう不思議な力のある小説で、私は「うちの人は本当はマレーシアの財閥のお坊ちゃまかもしない」とかなり前向きな妄想にとらわれました。

 

付き合いが長くなるほど、「この人は私に嘘はつけないだろうな」と根拠のない自信が生まれてくるものです。でも、パートナーといえども他人で、私と出会う前に何があったかなんてわからない。

 

「家族」だけど「他人」

隠し事の1つや2つあったって不思議じゃないんだよなぁ、と思い知らされました。

 

だからこそ、過去のことを詮索したり、未来について不安にならずに、「今」は幸せだからまぁいいか、という気の持ちようで暮らしていくことが大切なのでは?と思いました。

「嘘を愛する女」の小説の結末について思うこと

映画版と小説版では結末が異なるそうで。

 

私は映画は見ていないので、何とも言えないのですが、小説の方はですね、

 

「えっ?これでおしまい?」

 

とあっけなく終わってしまう印象です。

 

その後、2人が幸せになったのか、は読み手の判断に任されるスタイルですね。白黒はっきりつけたい方は不完全燃焼な気持ちになるかもしれません。

 

もう少し男性側の「嘘をつかなければならない理由」についての感情描写があればよかったかな、と私は思いました。文章の行間を読むのが必要ですね。

 

文字だけを追うのではなく、その都度登場人物の気持ちや感情の変化などを感じ取れば、より深く「嘘を愛する女」の世界観にどっぷり浸かることができるかと。

まとめ

映画版のDVDの販売、レンタルは7月18日からだそうです。どこかの動画配信サービスが「嘘を愛する女」を配信してくれればすぐに見るんですけどね。

 

久しぶりにストーリーに引き込まれて一晩で読み終えた小説でした。映画「嘘を愛する女」をご覧になった方でも小説版もおすすめですよ。

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ふくちゃん

海外在住引きこもりブロガー
静岡県からオーストラリア・シドニーへ海外移住した元保育士。現地での仕事を辞めて、ゆるゆると心地良い引きこもり生活の真っ最中。事実婚パートナーの中華系マレーシア人との適度に適当な暮らしをブログで綴ります。

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静岡県からオーストラリア・シドニーへ海外移住した元保育士。現地での仕事を辞めて、ゆるゆると心地良い引きこもり生活の真っ最中。事実婚パートナーの中華系マレーシア人との適度に適当な暮らしをブログで綴ります。

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