2分でわかる 焼津荒祭り「あんえっとん」の掛け声に今年も血が騒ぐ!(動画あり)

実家は静岡県焼津市という港町。焼津市が1年で一番興奮に包まれるイベントが毎年8月13日に行われる焼津荒祭りです。

 

市民たちの焼津荒祭りへの情熱はハンパなく、お盆を7月に済ませ、8月になると会話の端々にお祭りの話題が上ります。母も祖母もその頃になると、「血が騒ぐ」という表現を頻繁に使うんですよね。

 

私も生まれたときから夏といえば魚河岸シャツを着て、祖父母から「あんえっとん」の焼津祭りの掛け声を教えてもらい、焼津を離れて暮らす今も、お祭りの時期に焼津に戻ろうかな、と一時帰国を計画します。

 

そんな焼津荒祭りの由来や独特の掛け声について、メインイベントの御神子(いちっこ)と流鏑馬(やぶさめ)、クライマックスのお神輿が神社に戻る場面を動画、画像を交えてお伝えたいと思います。

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焼津荒祭り 基本情報

日時 8月13日 8:00~23:00
場所 焼津神社:〒425-0026 焼津市焼津2-7-2
(焼津駅より徒歩10分)及びその周辺、焼津市街中心
問い合わせ先 焼津神社:054-628-2444
公式HP 焼津神社公式ホームページ

 

【焼津神社のHPより抜粋】

焼津荒祭りの時間表

焼津荒祭りのお神輿の道順

焼津荒祭りの歴史

(出典:http://yaizujinja.or.jp/annai/aramaturi/)

焼津荒祭りといえば、「東海一の荒祭り」

 

日本武尊(やまとたけるのみこと)ゆかりの焼津神社は約1600年前の創建で、焼津神社に格納されている二基の神輿を白装束の人々が「アンエットン」の掛け声とともに担ぎます。

 

神輿は焼津市内を荒々しくめぐることから「荒祭り」と称されています。

 

焼津神社の創建は反正天皇4年(409年)、お祭りが始まった時期は定かではありませんが少なくとも1000年以上の歴史があり、現在の祭りの形式が整ったのは江戸時代の江戸時代の元禄期(1688~1704年)頃と言われています。

 

90の祖母とその友達。何歳になっても祭りの時は焼津の血が騒ぐよう。

焼津荒祭りの独特の掛け声「あんえっとん!」

「アンエットン」「アンエートー」どちらにも聞こえる神輿を担ぐときの掛け声って本当は何て言っているんでしょう?

 

漢字で表すと、「安栄土」焼津が全でえた地。

 

「浦賀栄富」=入り江が栄えて富むという言葉、「うらがえいとむ」がなまって「あんえいと」になったという説があります。(訛り加減にもほどがる、と思ってしまったのは私だけでしょうか)

 

言霊ってあるのでしょうね。

 

全国のあちこちで自然災害が起こっても、焼津だけはなぜか被害に合いません。東海地震が来ると30年前から言われているのにいまだ大きな地震に見舞われたこともなく、本当に安全で平和な町なんです。

 

大勢の白装束の人々が神様に「安栄土」と何百回、何千回と祈ってくれているおかげなのかもしれません。

焼津祭りあるある:どんな醜男でもかっこよく見えてしまう白装束

神様に対して自分は清浄であることをアピールするため、白装束を着用しないと神輿に触れることはできません。

 

白装束は焼津市内の洋品店リトルエンゼルや、徳田屋で買えます。お値段は大人の白装束一式が1万5000円ほどだそう。足袋が5000円ほど。

 

母曰く「白装束を着るとブサイクな男でもかっこよく見える」とのこと。確かに、「男らしさ」や「頼もしさ」は演出できる衣装です。

 

ただ、欠点として、「白装束の男たちの近くは汗臭い、酒臭い」、、、、。昼間から酒をあおり、灼熱の太陽の下、神輿を担いでいるので仕方ないのですが。中高年の男たちには、さらに加齢臭も加わりますので、そこまできたらファブリーズごときでは対抗できません。

 

小さい子どもや若い女の子の白装束姿はかわいらしく、祭りに花を添えていました。

焼津荒祭りの御神子(いちっこ)と流鏑馬(やぶさめ)とは?やいづ

御神子(いちっこ)

最後の御旅所で行われる神事で、穢れない姿・所作によって人々の心を清め、神様のお力を授けるための大切な役です。
(出典:http://yaizujinja.or.jp/annai/aramaturi/)

流鏑馬(やぶさめ)

焼津の町に災いの無いことを祈り、青竹で作られた御神矢を掲げ馬で駆ける役です。江戸時代、代々流鏑馬役を務めた村岡家にカネタカさんという流鏑馬の名手がいたことから、今でも流鏑馬役は別名「カネタカ」とも呼ばれます。
(出典:http://yaizujinja.or.jp/annai/aramaturi/)

 

御神子、流鏑馬を一目見ようとたくさんの見物人が集まってきます。魚河岸シャツが焼津っ子たちの夏の定番。

焼津荒祭りのクライマックス

神社にお神輿が戻ってきても、すぐには社殿に納まりません。

 

夜になると、日中都合が悪くて祭りに参加できなかった人や、酔いつぶれていた人が元気を取り戻して、祭りに加わりその盛り上がりは最高潮に達し、夜中の12時過ぎまで激しく神輿をあおります。

 

その昔は明け方まで神輿を担いでいたようで、祭りの翌日は疲れた白装束の男たちが路上に寝ていたそうです。

荒々しく神輿を担ぐ白装束の人々は、もう神輿を担ぐ意味なんかどうでもよくて、脳内からアドレナリンが出まくっているんだなー、という様子が動画から伝わるでしょうか。

まとめ

焼津市民にとっての「焼津荒祭り」はブラジル人にとっての「リオのカーニバル」

 

普段は静かな港町が、8月になると街全体がお祭りにむけて熱くなります。「血が騒ぐ」という体と心の変化を実感できるのは焼津市民の特権かもしれません。

 

タイの水かけ祭り、スペインのトマト祭り、フィンランドのエアギター選手権などなど世界には様々なクレイジーなお祭りがあります。

 

焼津荒祭りも国外で知名度があるのかな?と思い英語で検索してみたら、たくさんの英語サイトがヒットしました。

たとえば、こういうの。

 

「焼津荒祭り」が「Yaizu Wild Festival」と訳されていましたよ。

ヤイズ・ワイルドフェスティバル

外国の方に焼津のお祭りのことを説明するときは、ワイルドフェスティバルと言ってみましょう。

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県外や国外在住でしばらく焼津から離れている方は焼津弁を復習しておきましょう。

後世に残したい静岡県焼津市の方言 】焼津弁・浜言葉データベース(英訳付) Shizuoka Yaizu Dialect



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