40代女性・無職生活5ヶ月目、本当の幸せは「明日が楽しみなこと」

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無職・引きこもり生活 in オーストラリアも早いもので5か月目。

「働く、くだらない人間関係を続ける、税金を納める、子どもを育てる、家を買う」という大多数の人が人生の選択肢として選ぶことを全て放棄した5ヶ月目の無職女の備忘録。

 

ここ1か月くらいでつくづく感じるのは、「明日が楽しみ」と感じることができるのは本当に幸せだなぁと思えること。

 

正社員で働いていたときは、金曜日の夜になってやっと「やったー!週末だ!」という感じでしたが、今は平日も週末もなく、毎晩、眠りにつくときに「早く明日にならないかな」と思える日々を送っています。

 

世間の「当たり前」に合わせて生きていたら、なんだか苦しくなっちゃった、そんなあなたが少しでも気が楽になりますように、との思いを込めて書き残してみたいと思います。



こんなちっぽけな幸せで「明日が楽しみ」になる

昨晩の夕食はカレーでした。

私たちはマレーシア人x日本人のカップルなので、お互いの国の国民食であるカレーをしょっちゅう食べます。

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昨日は同居人タムタム(炊事担当)が日本のカレーを鍋一杯に作ったので、半分くらいカレールーが余りました。

タムタム
明日のお昼はカレーうどんにしよう。うどんも買ってきたんだ。
ふくちゃん
本当に!カレーうどん!? カレーうどんが明日のランチなのっ?

私はこの時に、明日のランチのことも考えて、カレーをたっぷり作り、うどんも用意してあるタムタムの計画性のぬかりのなさを奇跡だと思ったし、明日のお昼に食べれるカレーうどんのことを思い、幸せな気分で眠りにつきました。

 

そして翌日。

キッチンでカレーを温めなおすタムタム。(気が向いたときしか働かない個人事業主なので平日の昼間でも家にいることが多い)

 

その彼の両方の鼻の穴から鼻毛が出てて、私は腹を抱えて笑い転げました。

「鼻毛出てるぞ」と指摘し、「本当だね~」と微笑みあえるこの瞬間。まさに「モノより思い出」

 

だから、「カレーうどん」と「鼻毛」で私はおもしろおかしく暮らせる。

そして、「明日は鼻毛出てるかな?」とさらに明日が楽しみになる。

じゅうぶん働いたんだから自分を甘やかしたっていい

自分の時間を会社に捧げて、その見返りに私たちはお給料を頂きます。そのささやかな「見返り」をいかに増やそうかとやっきになっていた正社員時代。どこの定期預金の金利がいいか、どこに投資すべきか、常にアンテナを張っていました。

 

でも、自分の貯金額が増えようと、そもそものライフスタイルや「幸せ」についての考え方を変えなければ人は満足しないんですよね。週5日、朝から晩まで働いて人並みの生活はできていたけど、とにかく「時間」がない。「明日はまだ木曜日か、、、」とひたすら週末を待ち続ける日々。

 

だったら、自分の「時間」を確保するために「働かない」という選択肢を選んだっていいと思う。

 

もし、これを読んでるあなたが40代だったら、もうじゅうぶん働いたんだし、「毎日、満員電車に揺られる生活」や「嫌いな上司と顔を合わせる生活」や「生活費のために仕方なく働く生活」から距離を置くのもいいんじゃないか。

 

ある程度の準備ができたら無職へGOですよ。

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日本なら失業保険があるから、その受給期間だけでも、ゆっくり休んで本当に好きなことに没頭したり、何にもしないで毎日ぼーっと過ごしたり、2日目のカレーで作るカレーうどんや同居人の鼻毛の具合を楽しみに暮らすのもいいんじゃないか。

 

ちなみにオーストラリアだと失業保険をもらうのに面倒な条件があるので私は何の手当もないまま暮らしています。

【関連記事】
オーストラリアで無職生活、私が失業手当をもらえない理由

まとめ

20代、30代はとにかくお金を稼がなければいけないと思って、何の疑問も持たずに働いていました。40代に突入したとき、仕事が人生の大半を占めていることにぬぐいきれない疑問を感じ、無職生活に突入し5か月目になりました。

 

週5日働いて、2日休む。この生活リズムが一般的に当たり前になっているけど、今考えると、週5日も働いてるのに休みがたった2日はおかしい。

 

私たちは働くために、会社のために生まれてきたんじゃない。生活費だけさくっと稼いで、週の大半は遊んで暮らせる世の中が本来の姿なんじゃないか、と思わずにはいられません。今は無職になったことで、「自分のため」に生きています。

 

まだまだ無職初心者ですが、5か月目で「明日が楽しみ」というレベルまできたので、プロ無職に成長するのは時間の問題です。プロ無職の定義は謎ですが。

 

人の気持ちや考え方なんて何かのきっかけで簡単に変わるものだから、来年はバリバリと働いてるのかもしれないけど。

 

もし、あなたが「明日が憂鬱」な毎日を送っているなら、「そろそろ休みましょう」の合図です。