オーストラリアに観光で訪問した際にお土産で「ビーフジャーキー」や「カンガルージャーキー」を買って帰る予定がある方に
「海外からの肉製品のお土産の持ち込みが厳格化」
のニュースのお知らせです。
オーストラリアだけでなく、アメリカ、ニュージーランド、カナダといった肉製品のお土産が人気の国を訪れる予定がある方はちょっとだけ注意して読み進めてくださいね。
「知らないと罰金・懲役」ってことにもなりかねないニュースです。
もくじ
2019年4月より海外からの肉製品のお土産の持ち込みが厳格化
お土産や個人消費で海外で購入した肉製品は輸出国の政府機関が発行した「検査証明書」が添付されていることが日本持ち込みの条件となります。
検査証明書が表記された肉商品は空港の税関検査場の動物検疫カウンターで検査を受けてから日本に持ち込むことができます。
検査前に開封したものは持ち込み不可となりますので注意してくださいね。
申告のない肉製品を所持していた場合、家畜伝染予防法により3年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。
(参照:動物検疫所ー肉製品などのおみやげについて(持ち込み))
ビーフジャーキーなど食肉製品の持ち込みに必要な「検査証明書」
以下の検査証明書が肉商品に添付されていれば日本への持ち込みは可能です。(未開封に限り)
海外旅行先でお土産を買うときは確認されてくださいね。
以下の4か国はお土産用の商品に検査証明書が記載されて販売されています。
オーストラリアの検査証明書
ニュージーランドの検査証明書
アメリカの検査証明書
カナダの検査証明書
(参照:食肉製品に添付されている検査証明書)
肉製品の検査証明書がほとんど発行されていないヨーロッパ
イタリアの生ハム、ドイツのソーセージなどヨーロッパにも名物の肉製品がありますよね。
日本に持って帰って自宅でも楽しみたい・お土産で渡したい、という方に残念なお知らせです。
ヨーロッパの肉製品は現段階ではほとんど検査証明書が発行されていません。
免税店やお土産などで真空パックのものが販売されていますが、検査証明書が表記されていないものは店員さんが「大丈夫ですよ」と言っても日本への持ち込みは禁止されています。
参照記事はこちら>>ヨーロッパへ旅行される皆様へ 動物検疫所からのお知らせ
お土産は旅行前に手配する方法もおすすめ
ビーフジャーキーなどの肉商品を日本に持ち込む際は、動物検疫で輸入検査を受ける必要があります。
パスポートや搭乗券の詳細を記録するため検査に時間がかかる、とのこと。
長時間フライトでやっと日本に到着して、それから空港でお土産のジャーキーの検査で時間がかかるのはちょっと面倒くさいな、、、
という方、は通販で前もってお土産を買っておく方法もおすすめです。
▼マリアーニのビーフジャーキー、オーストラリア産です。(1977年創業の老舗です)
日本で買えるオーストラリア土産をリストアップしました。
現地でお土産の買い物に時間を取れない方はぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
空港では肉製品をかぎ分ける訓練をした探知犬が荷物をチェックするので「バレなきゃ大丈夫」は通用しません。
海外で肉製品を購入する場合は、
- 政府発行の検査証明書が表記されていること確認
- 日本の空港で税関検査場の動物検疫カウンターで検査
をお忘れなく。
ちなみに羊毛のセーターや皮のバッグなどの完成品は対象外とのことです。