日本の米騒動の影響からか、
「オーストラリアでも日本みたいにお米を食べられるの?」
との質問を何回かいただきました。
この記事ではオーストラリアの現地スーパーでの品ぞろえから各品種の特徴、そして便利なレトルト製品を解説します。
オーストラリアで買えるお米の種類と特徴
オーストラリアで買えるお米の主な種類と特徴をお伝えします。
Medium Grain Rice(中粒米):和食に万能

Medium Grain(ミディアムグレイン)は粒がやや丸みを帯び、日本米に近いふっくら感が特徴。
適度な粘りがあり、丼もの、炊き込みご飯、カレーライスにも◎
和食全般に相性抜群です。
オーストラリア産も多く、価格は$4/kgほどでコスパ良好。
日本から輸入されたコシヒカリやササニシキは割高なので、我が家ではSun Rice製のMedium Grainが定番です。
Long Grain Rice(長粒米):炒飯などアジア料理向け

細長い粒で炊き上がりがパラパラのロンググレイン米は、油やソースが絡みやすく、炒飯、ピラフなどに最適。
タイ米やオーストラリア産が豊富で、価格は$2/kgとお手頃。
クセが少なく幅広い料理に応用できるお米です。
Sushi Rice(短粒米・寿司米):おにぎり、丼ものに

短く丸い粒で、炊くと強い粘りが出てふっくらとした食感の「Sushi Rice」は日本のブランド米(コシヒカリ・あきたこまちなど)に似ているお米です。
巻き寿司、おにぎり、丼ものなど「日本のごはん」にはベスト。
日本からの輸入品は高価ですが、オーストラリア産短粒米は比較的安価で手に入ります。
Basmati Rice(バスマティライス):カレーの定番

Basmati(バスマティ米)はインドや中東料理で使われる香り高い長粒米です。
炊くと粒が独立してパラパラになり、ソースがしっかり絡むので、カレー、ビリヤニなどに最適。
お米の中では低GIで健康志向の人にも人気です。
価格帯は$2〜$4/kg
Jasmine Rice(ジャスミンライス):東南アジア料理に最適

ジャスミンライスはタイ米の一種で、タイにおける最高級品種の米です。
炊き上がりは柔らかく、軽い粘りがあり、グリーンカレー、炒め物など東南アジア料理に相性抜群。
うちのマレーシア人パートナーは普段からジャスミンライスを好んで食べています。
価格は$3〜$4/kgほど。
玄米(Brown Rice):健康志向に人気

日本でもおなじみの玄米はオーストラリアでも人気のお米です。
プチプチとした食感を活かし、サラダの具として使用されることも。
食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富なので、白米を玄米に切り替えることで健康効果・ダイエット効果が期待できます。
オーストラリアで炊飯器を購入予定の方は「Brown Rice」(玄米モード)があるものを選ぶと炊飯も楽ちん。

ヨーロッパのお米
そのほか、パエリアに合うスペイン産のバレンシア米、リゾットに合うイタリア産のアーボリオ米もスーパーマーケットで購入できます。
オーストラリアを代表するお米ブランド「SunRice(サンライス)」

SunRiceはオーストラリア最大のお米ブランドで、ニューサウスウェールズ州を中心に国内で栽培・製造されています。
スーパー(Woolworths、Colesなど)で見かける定番商品であり、米といえばSunRice!的な存在。
商品バリエーションが豊富で、ロンググレイン、ミディアムグレイン、Sushi Rice、玄米、ジャスミン、バスマティなど多種多様なお米を展開。
レトルトごはん(microwave rice)シリーズも人気で、電子レンジでチンするだけで手軽に食べられます。
オーストラリアの気候を生かして安定供給されており、地産地消やフードマイル削減を意識する人にも選ばれています。
便利なごはん製品も充実

数分のの電子レンジ加熱で手軽にごはんができあがる「さとうのごはん」感覚の商品も豊富です。
白米、玄米だけでなく、味付きのレトルトごはんも豊富なので、忙しい日、一人暮らし、非常用ストックに最適。

カップ入りのごはんはアジア系スーパーで日本ブランドも入手可能。
スープやカレーをかけるだけで一食完成!
長期保存、持ち運びも便利なので、職場でのランチにもぴったりです。
オーストラリアでお米を買う場所

オーストラリアでのお米の購入場所はスーパーマーケット、アジア系食材店、オーガニックショップなど、食品を扱っているお店であればどこでも手に入ります。
500gの小容量から20キロ以上の大容量まで用途と予算に合わせて購入できます。
Coles、Woolworthsは頻繁にお米半額セールをやってますので、定価で買うのはもったいないですからね。
コメ半額セール中!!
Woolworthsだよ。 pic.twitter.com/pejqygIkPs— ふくちゃん (@fukuchan5818) June 26, 2025
日本から輸入されている日本産のコシヒカリやササニシキ、あきたこまちなどは日本食材店や中華系の食材店で購入できます。
シドニーで日本米の品揃えが豊富なお店は東京マート、ラッキーマート。
(両店ともノース地域に位置しています)
シドニーシティ内でアクセスが便利なのは、マル優、Mido Mart、Gong Grocer。
まとめ
オーストラリアの米事情は実に多彩。
料理に合わせて選べるお米の種類の多さは、オーストラリア生活の小さな楽しみです。
現地スーパーやアジア系ショップを上手に活用して、おいしいごはんライフをぜひ満喫してください。
ちなみに、シドニーの「やよい軒」も白米おかわり自由です!
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