オーストラリアで出会う「多民族国家のパン事情」〜スーパーもベーカリーも世界の味〜

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多民族国家のオーストラリアでは世界中のパンを楽しめます。

 

スーパーの棚や街のベーカリーを見るたびに、「移民の国だな」と実感するんですよね。

 

シドニーの大手スーパー(Woolworths、Coles、IGAなど)やベーカリーではいろいろな国のパンが売ってます。

 

オーストラリアで楽しむ多国籍なパン文化について、在住者の目線からお届けしたいと思います。



オーストラリアで楽しむ世界のパン

オーストラリアのスーパーマーケット、ベーカリー、カフェで気軽に楽しめる世界のパンを紹介します。

イタリアの「フォカッチャ」


イタリアのフォカッチャは平たくてふんわり、表面にはローズマリーやオリーブ、セミドライトマトやチーズがトッピングされていて、見るからに食欲をそそります。

 

そのままでも美味しいけれど、軽くトーストすると表面がカリッと香ばしくなり、オリーブオイルの風味が引き立って最高。

 

スープやサラダに添えるだけで、食卓がぐっとイタリアンな雰囲気になります。

フランスの「クロワッサン」や「ブリオッシュ」

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クロワッサンはバターの香りがたまらないサクふわ食感。WoolworthsやColesのベーカリーコーナーでも焼きたてが手に入ります。

 


ブリオッシュはほんのり甘く、ふわふわ&リッチな生地は、おやつにも朝食にもぴったり。

 

スーパーでは、ミニサイズのロールタイプや、スライスされたブリオッシュトーストも売られていて、フレンチトーストにすると最高なんです。

 

お菓子とパンのあいだのような存在で、ジャムやチョコスプレッドとの相性も抜群。

トルコの「ターキッシュブレッド」

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ターキッシュブレッドはふわっと分厚くて、ほんのり弾力があり、外側は香ばしく、中はしっとり。

 

手に取るとずっしりしていて、「これだけでお腹いっぱいになりそうだな」という安心感すらあります。

 

WoolworthsやColesでは、長方形の大判サイズで売られていることが多く、カットして冷凍保存しておけば、朝食やランチにとても重宝します。

 

BBQのときにも、ソーセージやグリル野菜を挟むだけで、立派な一皿に。

中東の「ピタブレッド」

ピタブレッドはまるくて薄いポケット状のパン。

 

世界初のパンとされており、歴史が古いのが特徴。約6000年~8000年前の古代エジプトで生まれたといわれています。(※諸説あり)

 

サラダやチキン、フムスなどを挟むだけで中東風のヘルシーランチが完成。冷凍タイプもあって保存もしやすいのが嬉しいところ。

 

中東系のレストランではおいしくてボリューム満点のピタサンドが楽しめます。

 

Wynyard駅の目の前の「Jimmy’s Falafel」シティに出かけた時のランチにおすすめ。

 

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2023.01.11

インドの「ロティ」

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ロティは全粒粉でつくられた薄焼きパンで、ヘルシー志向の方にも人気。

 

マレーシアやインドのカレーとの相性が良く、お米の代わりにロティで食べるのもおすすめ。

 

冷凍で数枚入りのパックが多く、忙しい日のランチにもぴったり。我が家はALDIの冷凍ロティを常備しています。

ベトナムの「バインミー」

ベトナム発祥のサンドイッチ、バインミーは、フランス統治時代の影響を受けたバゲットに、レバーペーストや焼き豚、なます(大根と人参の甘酢漬け)、きゅうり、パクチー、チリなどを挟んだ一品。

 

シドニーでは多くのベトナム移民が暮らしているため、バインミーの専門店が豊富にあり、ローカルフードとしても親しまれています。

 

Cabramatta(カブラマッタ)やMarrickville(マリックビル)などのエリアでは、リーズナブルで本格的なバインミーが楽しめると評判です。

 

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2019.04.08

アジア系のふわふわ食パンや菓子パン

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日本の超熟系のふんわり厚切りパンや、韓国のふわもち系の食パンはアジア系スーパーで買えます。

 

たまごサンドイッチ、あんパン、メロンパンのような懐かしい菓子パンも見かけることがあり、パン売り場で「ホームシック」をちょっと癒してくれる存在です。

 

Newtownの「あずきベーカーリー」は人気の日本のパン屋さん。ケーキもおいしいです。

 

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2020.08.25

 

最近は日本の食パンを彷彿とさせるふわふわ厚切り食パンもスーパーで手に入るようになりました。

輸入されたPascoの「超熟」よりはるかにお値段が手頃なので我が家の定番になりそうです。

 

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2025.07.10

オーストラリアで人気のパンは「サワードウ」


シドニーで暮らしていると、どこでも見かけるのがサワードウ(Sourdough)

 

オーストラリアのカフェ文化を代表するパンと言ってもいいんじゃないかと思います。

 

サワードウは、天然酵母を使ってじっくり発酵させるのが特徴で、独特の酸味とむっちりした食感が魅力。

 

トーストすると小麦の甘みと酸味がさらに引き立ちます。

 

スーパーのベーカリーコーナーでもサワードウは定番の顔ぶれ。
プレーンだけじゃなくて:

  • オリーブ入り
  • クルミ入り
  • ドライトマト入り
  • セミドライトマト&フェタチーズ

みたいなバリエーションもたくさん。

 

サワードウを一度知ると「もう普通の食パンに戻れない」って人も多いんじゃないでしょうか。

 

オーストラリア暮らしのパン好きには欠かせない存在です。

まとめ:オーストラリアで気づくパンの多様性


シドニーで暮らしていると、パンひとつにも「この街の多文化性」がぎゅっと詰まっていることに気づかされます。

 

  • 朝の食卓にクロワッサン。
  • ランチはピタでラップサンド。カ
  • フェではサワードウのアボカドトースト。
  • ちょっと贅沢したい日は、ブリオッシュをフレンチトーストに。

 

こんな感じで、

一日で何か国ものパンと過ごしている日もあります。

パン好きな方も、そうでない方も、スーパーやベーカリーに行ったときは、パンの多様性を楽しんでみてくださいね。