ベトナム料理のバインミーとフォーがオーストラリアでもおいしい理由

シドニーの街にはベトナム料理レストランが多く、週末のブランチやランチによく食べます。

たくさんのベトナム移民の方たちがベトナムレストランを開いており、気軽に本場のベトナム料理を楽しむことができます。値段もお手頃で野菜たっぷり、日本人の味覚にあうベトナム料理はオーストラリアに住み始めてからはまった食べ物の一つです。

 

「ごはんどうする?」という相談には、「じゃ、ベトナミーズにしようか?」というのが我が家の定番。

 

ベトナムのみなさん、オーストラリアに移民してくれてありがとう、と感謝の気持ちが湧きあがるほどベトナム料理はオーストリア生活になくてはならないものです。

 

というわけで、今回はトナム人の移民の歴史背景と、大好きなバインミーとフォーについて紹介したいと思います。

 

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なぜオーストラリアにベトナム移民がに多いのか?

1976年、ベトナム戦争が終焉を迎え、南北ベトナムの再統一、ベトナム社会主義共和国の成立が宣言されました。南ベトナムの社会主義化が進められ、統一ベトナム政府に迫害を受ける恐れがある人々がボートピープルとして国外に脱出しました。

 

オーストラリア政府はUNHCR(国際連合難民高等弁務管事務局)の難民移住計画に同意。1985年までに9万人を超すベトナム人の難民がオーストラリアに移住。

 

シドニー郊外のベトナム人街,Cabramattaはオーストラリアに移住した中華系ベトナム人によって形成されました。

1990年の時点で2世、3世を含め、20万人のベトナム系住民が住んでいると言われており、現在でもその人口は上昇傾向にあります。

 

私たちには想像できない複雑な歴史的背景を抱え、世界の国々に難民として移民したベトナム人たち。彼ら、彼女らが移民先でレストランを開き、どこに行ってもおいしいベトナム料理が食べれるようになりました。

 

ブランチにぴったり! 定番のバインミー

近所のバインミー(ベトナム風サンドイッチ)のお店は、5ドル~6ドルで、パンからあふれるほどの野菜とお肉をはさんだサンドイッチを作ってくれます。その場で作ってくれるので、「にんじん少な目でパクチー多めで」といったリクエストにも応じてくれます。

 

ベトナムは19世紀から20世紀かけてフランスの植民地統治を受けていたため、フランスの食文化の影響を今でも色濃く残しています。その一つがこのバインミー。

 

バインミーは20センチほどのフランスパンに野菜、肉、バター、香草などをはさんだファストフード。同じくフランスの植民地だったカンボジアやラオスでも一般化している食べ物です。

ベトナムのフランスパンは米粉を使用しているので、フワフワ・モチモチ♪ 歯ごたえのあるフランスパンより食べやすく仕上げられています。

お店によって具材は変わりますが、野菜(レタス、玉ねぎ、キュウリ)、パクチーなどの香草、なます(大根、にんじんの酢漬け)、レバーパテが基本の具材で、トッピングとして、チーズ、唐辛子、卵焼き、肉団子などがあります。

 

バインミーの注意点として、「具材がたっぷりすぎてぽろぽろ落ちる」「全力で大きな口を開けて食べなければいけない」の2点でしょうか。

バインミーをお持ち帰りして、家で人目を気にせず、こぼすのも気にせず、大口でかぶりつくのがおいしい食べ方です。

 

毎日食べたい!ベトナムの国民食フォー

私たちがよく行くベトナムレストランは、レストランというより食堂。おしゃれな雰囲気とはかけ離れていますが、絶品のフォーに近所の住民が朝から晩まで集まってきます。

コクがあるのにあっさりしたスープと米粉が原料のライスヌードルが何とも言えない組み合わせ。

チキン、ビーフ、ワンタンなどバリエーション豊かなトッピング、麺の種類(ライスヌードルが基本ですが、卵麺を選べるお店もあります)を選んで、お気に入りのフォーが見つけてくださいね。

 

フォーを注文すると、たっぷりのシャキシャキのモヤシがついてきます。スープの中に入れて食べます。

フォーとポークカツのセット。ボリューム満点の一品。

 

シドニーのベトナム人街カブラマッタ

シドニー市内から南西へ30キロ、電車で40分ほどのCabramatta(カブラマッタ)はシドニー最大のベトナム人街。

2016年のCensus(オーストラリアの国勢調査)によりますと、カブラマッタの住人の出生地の35%がベトナム、8.6%がカンボジア、続いて中国(4.7%)、タイ(1.9%)、ラオス(1.4%)と住民のほとんどがアジア諸国の出身。

 

カブラマッタでは家庭内で英語を話す割合は11.6%。使用されている言語はベトナム語(37.1%)、広東語(12.9%)、クメール語(9%)、北京語(5.1%) (参照:Wikipedia-Cabramatta New South Weals )

 

カブラマッタ駅を降りると広がるベトナム風の街並はオーストラリアにいることを忘れてしまうほど。街を歩く人々もアジア系が多く、ベトナムレストランやベトナムカフェ、ベトナム衣料品店、食材店が軒を連ねます。

週末の半日トリップにおすすめの街です。
おいしいベトナム料理を食べ、本場のベトナムコーヒーを飲み、街をぶらぶらしベトナムに旅に来た気分を味わえます。

 

まとめ

オーストラリアは全人口の4人に1人が移民なので、世界中の本場の味を気軽に楽しめる場所です。

その中でもお気に入りがベトナム料理。

オーストラリアでおいしい料理ってなに?と聞かれたら、私は迷わず「フォーとバインミーだよ」と答えます。

食後はもちろんベトナムコーヒーがおすすめ。濃厚なコーヒーと甘いコンデンスミルクの組み合わせがたまらなくおいしいのです。

つらく厳しい時代を逞しく生き抜いたベトナム人のみなさんの行動力・精神力に敬意を払い、これからも大好きなベトナム料理を食べにベトナムレストランに通わせていただきます。

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ふくちゃん

海外在住引きこもりブロガー
静岡県からオーストラリア・シドニーへ海外移住した元保育士。現地での仕事を辞めて、ゆるゆると心地良い引きこもり生活の真っ最中。事実婚パートナーの中華系マレーシア人との適度に適当な暮らしをブログで綴ります。

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