マレーシア人のパートナーは日本人女性と付き合ったり、一緒に住んだりするのは私が初めてで、思っていたイメージと違ったことが「お寿司を食べる頻度が低い」ということだったそうです。
一緒に住み始めた当時、こんな会話がありました。


日本にお住まいの方も、お寿司を日常的に食べてる方ってそんなにいないんじゃないでしょうか。せいぜい月1回くらい?
しかし、「日本人=寿司ばかり食ってる」というイメージを持つ外国人はタムタムだけじゃないみたいで、今までに寿司に関する勘違いに何度も遭遇しました。
もくじ
勘違い①年配の日本人だったら外食といえば寿司

回転寿司を楽しむ母とタムタム。タムタムはお寿司屋さんの茶わん蒸しが好き。
タムタムが日本に遊びにくると、

と、「かっぱ寿司」に両親を誘います。
しかし、こちらの記事(中華系マレーシア人が好む日本料理10選 えっ!? 寿司が苦手って嘘でしょ? )のタイトルにもあるよう、タムタムはお寿司が苦手。
それでも、

という彼なりの勘違いな優しさで、私たちは両親と一緒に帰国のたびにかっぱ寿司へ行きます。
勘違い②日本人だったらお寿司はいつでも・いくらでも食べれる


オーストラリアにはお持ち帰りのお寿司屋さんはあちこちにあるので、見かけると買って帰ってきます。(タムタムは食べないのに)
タイミングや時間帯に関係なく、「寿司なら喜んで食べるだろう」と完全に勘違いしてるみたい。
上の写真のお持ち帰り寿司は私が夕飯を終えてから、「食べていいよ!」と満面の笑みで渡されたものです。
「今はおなかいっぱいだから、明日の朝ごはんにするね」と言うと、

その優しさは嬉しいし感謝はしているものの、どちらかといえばラーメンやカレーやかつ丼の方が好きなんだけどな。それに寿司が「大好き」って一度も言ったことないし。
もう何年もいっしょに住んでいるんだから私の食の好みは把握しているはずなんだけど、寿司についての認識はまだ勘違いしている模様。
「私=日本人=寿司ならいつでも食う」みたいなね。
いやぁ、無理っしょ。
勘違い③日本人だから寿司を握れる
タムタムのお仕事関係の集まりがあると、外国人奥さま連中から、
「まぁ~、あなたジャパニーズなのっ?今度、寿司の作り方を教えてちょうだい」
って言われるんですよ、高確率で。
実際は、握れないし、巻けないし、「すし太郎」でちらし寿司を作ったことがあるくらい。
かといって、

なんて返答するのも失礼ですしね。そのくらいの常識は持ち合わせています。
奥様連中も話の輪の中に入れずにいる私に気を使って、
「寿司の話でもふっとけばいいだろう」くらいに思ってるだけだと思うんですけどね。
日本人が話にのってくるだろうと寿司の話をされても、そうそうノリノリで寿司については語れないわけでして。
勘違い④寿司とおにぎりの違いが曖昧
タムタムが初めて日本のコンビニを訪れたときに、

と、おにぎりが売っている棚を見て、その種類の多さに驚いていました。

そして、いなりずしを見て、


私たち日本人は「お寿司」と「おにぎり」の違いは一目瞭然ですが、外国人にはその違いが曖昧で、「お米に海苔がまいてあれば寿司じゃないの」と思ってしまうようです。
そのコンビニではちらし寿司をおにぎりにしたものも売っていて、さらに混乱を招く事態となりました。
まとめ
国民食として世界的に有名になったお料理って、その国の人はけっこうな頻度で食べているんだろうな、と勝手に先入観を持ってしまいますよね。
でも、イタリア人が毎日ピザを食べているわけでもなく、スペイン人がパエリアを毎日食べているわけでもなく、台湾人が毎日小龍包を食べているわけでもないでしょう。
これからワーホリや留学、移住などで海外に行かれる方は、寿司がぱぱっと作れる材料(海苔巻きを巻くやつとか、酢飯の素とか)を持っていくと、一品持ち寄りのパーティの時に便利です。
「おお!日本人が作った寿司だ!」と喜んでもらえますので。
おにぎりは海外では知名度が低いので「寿司」がおすすめです。