オーストラリアに暮らしていると、日本のドラッグストアでは当たり前に並んでいる「化粧水」がほとんど存在しないことに驚く。
「化粧水売り場どこ!?」「ミスト?スプレー?え、乳液は?」と最初は戸惑う人も多い。
では、なぜオーストラリアでは化粧水文化が根づいていないのか?
その背景と、にシドニーで暮らす私のスキンケア事情もあわせて紹介します。
もくじ
オーストラリアに化粧水が少ない理由
乾燥した気候で「クリーム保湿文化」が育った
オーストラリアは湿度が低く、肌が乾燥しやすい環境。
そのため「水を与えて保湿する」より、
油分でフタをするスキンケア文化が主流となりました。
そのため、日本式の「化粧水→乳液→クリーム」という発想が広がりにくくなりました。
オイル系の美容アイテムは豊富です。
>>【オーストラリア発】エイキンのローズヒップオイルの魅力と効果的な使い方
2. 欧米式の「トナー」は“拭き取り化粧水”
オーストラリアの TONER(トナー)は
- pH調整
- ふき取り
- 皮脂コントロール
こうした役割が中心。
日本のような「うるおいを与える化粧水」は別物と認識されています。
3. シンプルなスキンケアが好まれる
オーストラリアでは、
洗顔 → 保湿クリーム → 日焼け止め
というシンプルケアが一般的。
化粧水ステップが必須という認識がないため、商品ラインナップも少なくなります。
4. アジア系化粧品の流通が少なかった
近年こそ韓国・日本のスキンケアが増えてきましたが、長らく“日本式スキンケア文化”はニッチでした。
その名残りか、化粧水の選択肢は今も少なめです。
シドニー在住者が使用している化粧水
シドニー在住の私は、
Natio エイジレスシリーズ「ローズウォーターミスト」
Sukin「ハイドレーティングミスト」
この2つを愛用しています。
本音を言うと、日本の保湿ばっちりの化粧水に慣れている方はこれじゃ物足りないんじゃないかな……
どちらもドラッグストアで購入でき、お値段控えめ。
自然ないい香りなので、どちらかといえば「癒しアイテム」「リフレッシュアイテム」的な感じで使ってます。
一時帰国したら必ず買う化粧水(大容量)
年に数回の一時帰国の際はバシャバシャ体じゅうに使える大容量の化粧水を持って帰ってきてます。
- ロート製薬の白潤
- ナチュリエはとむぎ化粧水
これらはもう安心感の塊。
乾燥大陸で失われたうるおいを、全身で吸い込む感覚。
シドニーの無印良品に化粧水が登場!
2025年は日本人が満足できる化粧水がなかなか見つからないオーストラリアで大きな変化があった年でした。
シドニーの無印良品(MUJI)でスキンケア商品の取り扱いがスタートしたんです。
- 化粧水
- 美容液
- クレンジング
など、日本人が慣れ親しんだスキンケア”が手に入るようになりました。
帰国まで待てない人は、無印をのぞいてみてくださいね。
【MUJI】1 The Galeries, 500 George St, Sydney NSW 2000
その他、DAISO(ダイソー)のコスメ売り場やアジア食材店、アジアコスメ専門店(W Cosmeticsなど)でも日本・韓国の化粧水を取り扱っています。
最後に:化粧水が少ないオーストラリアでも迷わないスキンケア術
オーストラリアに化粧水が少ないのは文化的背景によるもの。
ただし、今は Natio・Sukin・無印良品・韓国コスメなどを利用すれば、日本式スキンケア”は普通に実践できます。
私自身は、
現地のドラッグストアで買えるNatio+Sukinのミスト生活、帰国時の白潤&はとむぎ大容量の購入、たまに韓国コスメで乾燥大国を乗り切っています。
あ、そうそう。
フェイスマスクは日本よりも割高です。
これからいらっしゃる方は持ってきた方がいいかも。




