「メリークリスマス」の意味は?海外では言わない理由も知っておかなきゃやばい

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「メリークリスマス!」

 

日本のクリスマス時期になると自然と耳にします。

 

その意味とともに、英語である「メリークリスマス」が海外ではあまり使われてない理由もお伝えしますね。



メリークリスマスの「メリー」の意味とハッピークリスマスとの違い

Merryとは

陽気な、笑いさざめく、愉快な、おもしろい、笑い楽しむ、笑いと楽しみを誘うような、お祭り気分の、ほろ酔い機嫌で

(出典:https://ejje.weblio.jp/content/merry

つまり、「メリークリスマス」は、「楽しいクリスマスを」「良いクリスマスを」という意味になりますね。

 

では、「メリークリスマス」と同じように使われている「ハッピークリスマス」との違いは何なのでしょうか?

 

上記の説明にもありましたが、Merryは「ほろ酔い」という意味合いがあります。

 

そこで海外では未成年者に対し、「メリークリスマス」と言ってしまうと、「ほろ酔い気分でクリスマスを楽しんでね~」と捉えれらえてしまうため、「ハッピークリスマス」を代わりに使っています。

「メリークリスマス」はいつからいつまで使えるの?

日本ですと、24日のクリスマスイブ、25日のクリスマス当日に「メリークリスマス」を挨拶として使っています。

 

オーストラリアですと9月のハロウィンが落ち着いた頃から、クリスマスグッズが店頭に並び始め、ディスプレイもクリスマス仕様になります。

 

11月に入ると人々の意識はクリスマスへと向かっているんですね。

 

クリスマスまでにこの人とは会う予定がないな、という場合に、「よいお年を」という気持ちをこめて、「メリークリスマス & ハッピーニューイヤー」を12月に入ったら言いあうのがこちらの習慣です。

海外では「メリークリスマス」は言わないって本当?

私が暮らすオーストラリアでは「メリークリスマス」と言い合ったり、クリスマスカードに書いたりすることはありません。

 

きっと、アメリカやカナダ、ニュージーランドもそういった傾向があるかと予想します。

 

その理由は、「多国籍国家」「多民族国家」である国は、キリスト教だけでなくイスラム教、ユダヤ教、仏教といったくクリスマスを祝わない宗教を信仰している人々への配慮です。

 

異なる信仰を持つ人々にキリスト教の言葉である「メリークリスマス」は使わないようにしよう、という個人の信仰を尊重した動きと言えるでしょう。

「メリークリスマス」に代わる言葉・挨拶は?

「クリスマスカード」はSeasons GreetingsやHoliday Cardsと言いかえられ、「季節のご挨拶」として送られます。日本でいう年賀状的なものですね。

 

「メリークリスマス」はHappy Holidays(ハッピーホリデーズ)といいます。12月25日、26日が祝日となる国が多く、その時期にお休みをまとめてとる人々のための言葉です。

 

★12月26日が祝日となる理由はこちら:日本でも流行るか!? クリスマス翌日のボクシング・デーってなに?

 

また、海外アーティストたちも「クリスマスソング」だけを収録したアルバムをリリースする際は、「クリスマスアルバム」ではなく、「ホリデーアルバム」という名称で紹介しています。

まとめ:メリークリスマスは多民族国家では言わない、が多数派

日本はイエス・キリストの生誕を祝うクリスマスが国民的イベントに変貌し、何のためらいもなく「メリークリスマス」と言える多様性をもつ国です。

 

日本では普通に使っている「メリークリスマス」ですが、宗教や人種がごちゃまぜのオーストラリアやアメリカでは、言わない方が無難ですね。

 

例えば、イスラム教の信者はラマダン(断食期間)が明けると盛大がお祭りが行われ、「Ramadan Kareem(ラマダーン・カリーム)」とお祝いの挨拶を交わします。

 

これを突然言われたら、「へ?」「はい?」「えーっと、、、、」とちょっと戸惑いませんか?

 

日本国内や相手がクリスチャンだと確信できる場合にだけ、「メリークリスマス」を使ってくださいね。