海外でお店に入った時に店員さんに「May I help you?」と声をかけられたら、あなたはどう受け答えしますか?
中学校の英語の時間にMay I help you?は「いらっしゃいませ」という意味だとに習った記憶がありますが、本当の意味は「いらっしゃいませ」じゃありません。
店員さんからお客さんへの「問いかけ」なので私達もきちんと答えるのがマナー。
この記事では「May I help you?」の意味や失礼のない答え方、「May I help you?」と「Can I help you?」の違いについてお伝えします。
May I help you?の意味と英語での受け答えは?

May I help you?は直訳すると「あなたをお手伝いしていいですか?」
お店でMay I help you?と声を掛けられたら、品物選びのお手伝いが必要か?何か探しているものがあるか?という問いかけの意味になります。
店員さんの助けが必要ない場合は、
- No Thank you.(結構です)
- That’s OK(大丈夫です)
と答えてもいいのですが、なんだかぶっきらぼうなニュアンスになってしまいます。もし上記の言葉を言うなら満面の笑みを添えて言いましょう。
ちょっと見てるだけです、と店員にお伝えしたほうが丁寧ですね。
- Thank you, I’m just looking around.(ありがとう、このへんを見ているだけです)
もっと簡単なフレーズは、
- Thank you, Just looking.(ありがとう、見てるだけです)
でも通じます。
または、
- Thank you, I think I’ll be OK. (ありがとう、大丈夫だと思います)
今は助けは必要ないけど、後でお願いするかもしれない、という場合は、
- Thank you, I’m OK so far. (今のところ大丈夫です。so far=今のところ)
何かを探している場合は、
- Yes, I’m looking for ●●●(品物の名前)
ポイントは「Thank you」と付け足して相手の申し出に対してきちんと感謝の気持ちを表すことです。
日本の「お客さんの方が立場が上」と勘違いしている人は海外に出てきちゃダメです。店員さんのおかげで私たちはサービスが受けられるのだ、と心得ましょう。
では「いらっしゃいませ」は英語で何と言う?
「いらっしゃいませ」は相当する英語は以下の通常の挨拶になります。
- Hi(こんにちは)
- Hello(こんにちは)
- How are you(お元気ですか?)
- Good morning/after noon/evening(おはよう・こんにちは・こんばんは)
Welcome(ようこそ)を使うお店は海外のユニクロが有名ですね。ユニクロに入ったとたん「Welcome to Uniqlo~!」と声を掛けらますが、現地の人々にとっては違和感があるようです。
【関連記事】オーストラリアのユニクロ元従業員PTSD発症を告発のニュースに思うこと
May I と Can I の違いは?

- May I help you?
- Can I help you?
どちらも良く聞く表現で、意味は両方とも「お手伝いしましょうか?」です。
違いは、May Iの方が丁寧、Can Iの方がカジュアルなニュアンスです。
というのも「May」には「許可する」という意味があるからです。
「May I help you?」は「私はあなたを助けることを許されていますか?」みたいな意味合いが含まれているんですね。
「Can」は能力を表す意味なので、Can I help you?は「私はあなたを助けることができますか?」となるわけです。
友達や家族、よく行くカフェの顔なじみのスタッフは「Can I」を使うけど、ちょっとよさげなお店やホテルや会社の受付は「May I」を使っていることが多い印象ですね。
でもまぁ、英語は「通じればOK・伝わればOK」だと思っているのであまり違いを深く考える必要はないかな、と思います。(海外の大学進学や海外就職を狙っているなら話は別ですが)
まとめ
日本のお店で「いらっしゃいませ」と声を掛けられても何も反応しないお客さんが大半です。顔なじみのお店以外だったら会釈くらいしかしませんよね。
しかし、海外の「Can I help you?」は「いらしゃいませ」の意味ではないので、無視しないできちんと対応するのがマナーなんです。
とっさに英語が出てこなかったら「Thank you! (*‘∀‘)」だけでも言っておきましょう。ついでに「just looking」(見てるだけです)が出てきたら素晴らしいです。