私たちが住むオーストラリアは時期や地域にもよりますが、紫外線が日本の5倍から10倍と言われています。
そのため、皮膚がんの発生率も世界一。
ちゃんと日焼け対策を行っていれば怖いことはありませんが、忘れがちなのが、頭皮の紫外線対策
頭皮の紫外線ケアを怠ると抜け毛、薄毛の原因となり、そこを理解していなかったため、抜け毛に悩まされた私の体験談と改善に向けて取り入れた対策方法をお伝えしたいと思います。
もくじ
抜け毛と白髪が気になり始めた30代半ば

30を半ばを過ぎたころ、シャンプーのときにごっそり髪の毛が抜けるようになりました。さらに、その後ドライヤーをかけているときにもパラパラと髪の毛が落ちていき、「このままじゃ、ハゲてしまう!」と、頭皮のハゲ具合を気にするようになりました。
同居人は、「気にするほど薄くなってないよ、でも、白髪が増えたね」
白髪っ!
抜け毛と白髪のコラボレーションが私の頭皮を襲いました。
抜け毛と白髪の原因をあれこれ考えた
頭皮に悩ませれる日が訪れるとは、と自分の成長(老化?)に感慨深いものを感じながらも、このままじゃまずいと思い原因を考え始めました。
原因1 ストレス
当時、フルタイムの幼稚園教諭でした。日本に比べれば甘っちょろいストレス具合でした。
ただ、今考えれば、私に一番向いていない職業だったのかも、と思います。(人がいっぱいいるところ苦手)
原因2 老化
年を取ればそれなりに体の変化はあります。年齢には抗えないものはありますから。
原因3 食生活
海藻を食べる機会があまりありません。日本から持ってきた乾燥ワカメをちまちま使うくらいでした。
(海藻類に含まれるフコダインという成分(ヌルヌルの元)が髪の育成を促す効果があるそうです)
どれもピンとこないけど、原因はこんなものかなぁ、、、、と思った矢先、思いついたのが、
紫外線。
日本で美容院に行くと、「頭皮が焼けてますね~、マリンスポーツやってます?」なんて会話をしたことを思い出した。
そういえば、この国のハゲ率はけっこう高い。
当時、幼稚園で働いていたのですが、現場では国の方針に基づき3歳から日焼け止めが習慣となるように教育をしていました。
これって、皮膚がんだけじゃなくて、ハゲも防ぐためなんじゃ、、、と考えが思い浮かびました。
【関連記事】40代女性の私の髪の毛が急に増えた理由を予想してみる【薄毛抜け毛克服】
オーストラリアの紫外線教育

世界的にも紫外線が強いオーストラリアでは、小さな子どものうちから紫外線の悪影響について知識を得ることが必要不可欠。
保護者にも「Sun Protection Policy」紫外線対策の決まり事をご理解いただくことになっています。
ざっくり紹介すると、
- 顔、首、耳を保護する帽子をかぶる
- 外遊びの20分前に日焼け止めを塗る。(午前、午後の2回)
- 外遊びに適した服装(ノースリーブ、短パンはNG)
(本当はめっちゃ細かくいろんなことが制定されていますが、ここでは省きますね)
目から入ってくる紫外線を防ぐために、小さいころからサングラスをかけて外遊びをする子もいました。ちびっこギャングみたいでかわいかった~。
紫外線が及ぼす頭皮への悪影響
顔や体と同じように頭皮にも紫外線の悪影響があります。
紫外線を浴びることにより活性酸素の発生し、髪や頭皮が老化、劣化の原因に。
顔はばっちりUV対策するのに、頭皮は無防備、、、なんてことは若い人もそうでない人も、男性も女性も避けることをおすすめします。
頭皮の紫外線対策を徹底
紫外線から頭皮を守るものとして考えられるのは、まず帽子。かぶるだけだから簡単なんだけど、夏場は湿気がこもるから苦手。
でも、頑張ってかぶりました。
日傘はこちらではメジャーなアイテムではありません。使ってる人はだいたいアジア圏からの観光客。
持っていなかったので日傘は使いませんでした。
一番よく使ったのが日焼け止めスプレー。
オーストラリアにも売っていますが、一時帰国の時にセールになっていたビオレの日焼け止めスプレーを愛用してます。

これをお出かけ前に頭皮にシュッと吹きかけるだけなので手間もかかりません。
抜け毛・白髪は減ったのか?

おかげさまで、30代の頃より40代の今の方が髪の毛の調子はいいです。
抜け毛も白髪も減りました。
ロングヘアーをばっさり切ったので、目立たなくなっただけかもしれませんが。
シャンプーのときに、
「なんじゃこりゃー!」と抜け毛の量に驚くことがなくなったのは、本当に気持ちが楽ですね。
出かける前に同居人に、白髪を切ってもらうこともなくなりました。
やっぱり原因は紫外線だったのかもしれません。
番外編:「薄毛世界地図」

(出典:Trip Graphics-薄毛世界地図)
旅行クチコミサイトのトリップアドバイザーが「薄毛世界地図」なるものを発表していました。
オーストラリアは第12位。
日本は14位。アジア圏では堂々の1位です。
同居人タムタムの出身国マレーシアは19位。たしかに薄毛の兆候はなく、ふっさふさ。
彼いわく、「唐辛子のおかげだ」(食事の内容にかかわらず唐辛子は必需品)
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上位3位に食い込んだのはチェコ、スペイン、ドイツ。
ビールの消費量と薄毛も関連性がありそう、と思わせる結果ですね。